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無駄遣い…。チェルシー歴代“不良債権”ワーストイレブン。大外れだったのは…?

シリーズ:不良債権ワーストイレブン text by 編集部 photo by Getty Images

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 チェルシーはこれまで豊富な資金力で多くのスター選手を獲得してきた。しかし、期待を裏切った選手も少なくない。今回は、21世紀以降でチェルシーが獲得した選手で“不良債権”となった例をワーストイレブン形式で紹介する。※移籍金などのデータは『transfermarkt』を参照

GK:ケパ・アリサバラガ(スペイン代表)

チェルシーの所属するケパ・アリサバラガ
【写真:Getty Images】

生年月日:1994年10月3日
在籍期間:2018年夏~
移籍金:8000万ユーロ(約112億円)
クラブ通算成績:163試合175失点

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 ケパ・アリサバラガがチェルシーにやってきたのは、2018年夏のこと。同クラブはティボー・クルトワのレアル・マドリード移籍に伴い、アスレティック・ビルバオで目覚ましい活躍を見せていたケパをGK史上最高額となる移籍金8000万ユーロ(約112億円)で獲得した。しかし、この金額は高すぎたと言わざるを得ないだろう。

 加入後すぐに守護神の座を確保したケパは、1年目にUEFAヨーロッパリーグ(EL)優勝に貢献した。しかし、2年目の19/20シーズンはリーグ戦33試合でクラブ史上2番目に多い47失点を喫するなど低調なパフォーマンスがチームの成績に響いた。翌シーズンも開幕戦からゴールを守っていたが、第3節からウィルフレード・カバジェロにスタメンの座を奪われると、2020年9月にエドゥアール・メンディが加入したことにより2番手に降格した。2022年9月にトーマス・トゥヘル監督が解任されて以降は、再びスタメンの座を勝ち取ったが、周囲が満足いくパフォーマンスを見せられていたとは言い難い。

 マウリシオ・ポチェッティーノが監督に就任した23/24にはチェルシーはメンバーの大刷新を図り、GKにはブライトンからロベルト・サンチェスを迎えたことで、ケパは控えにまわることを余儀なくされる。すると、シーズン開幕前にレアル・マドリードの正GKクルトワがシーズン絶望と見られる大怪我を負ったことで、ケパは期限付き移籍でレアル・マドリードに加入することになった。1年間後、チェルシーに戻ったケパだったが依然として居場所はなく、今シーズンはボーンマスに期限付き移籍をしている。

 ケパの他、ペトル・チェフの退団に伴い2015年夏に移籍金1100万ユーロ(約15.4億円)で加入したアスミル・ベゴヴィッチも活躍できなかったGKの1人だ。加入直後はリーグ開幕戦から主にスタメン出場を続けていたが、同年12月にジョゼ・モウリーニョ監督が解任されると2番手に降格してしまった。その後に就任したフース・ヒディンク監督とアントニオ・コンテ監督の下ではなかなか起用されることがなく、2017年夏に移籍金1150万ユーロ(約16億円)でボーンマスへ移籍。加入時よりやや高額な移籍金で退団しているため、不良債権とは言えないだろう。

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