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3バック変更でピンチ? 立場が厳しくなったサッカー日本代表6人。居場所を求める男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF:旗手怜央

旗手怜央
【写真:Getty Images】

生年月日:1997年11月21日(26歳)
所属クラブ:セルティック(スコットランド)
2023/24リーグ戦成績:16試合3得点4アシスト

 旗手怜央は9月の2026年ワールドカップ(W杯)アジア最終予選でサッカー日本代表に招集されたが、2試合ともベンチ外だった。

 旗手の最大の特徴は、複数ポジションをハイレベルでこなせる万能さだ。日本代表でも担当したことがある守備的MFやインサイドハーフ(IH)のほかにも、サイドでもプレーできる。ただ、9月シリーズでベンチ外になったことを考えると、ユーティリティー性は高く評価されているものの、「本職」の選手たちと比較して序列が下であることがうかがえる。

 今シーズンの旗手は、所属するセルティックではIHのレギュラーとして起用されており、リーグ戦で5試合2得点と好調を維持している。推進力を活かして前線に飛び出していく動きが得意で、チームの開幕5連勝に貢献しているところだ。

 しかし、ボランチ2人、シャドー2人を採用する日本代表のシステムにはIHがなく、旗手が得意とする後方からの飛び出しという武器が発揮しにくいことが想像できる。実際に、9月シリーズではベンチにすら入れなかった。

 旗手は今年1月のAFCアジアカップ2023で5試合中3試合に起用されていた。そこからベンチ外まで序列が下がったというのはショッキングなことだ。生き残りをアピールするには、万能さに加えて、際立った武器が求められているのかもしれない。

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