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3バック変更でピンチ? 立場が厳しくなったサッカー日本代表6人。居場所を求める男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

DF:中山雄太

日本代表DF中山雄太
【写真:Getty Images】

生年月日:1997年2月16日(27歳)
所属クラブ:FC町田ゼルビア
2023/24リーグ戦成績:23試合0得点2アシスト(ハダースフィールド/イングランド)

 この夏にイングランドのハダースフィールドを退団し、FC町田ゼルビアに加入して日本復帰を果たした中山雄太は、9月の2026年ワールドカップ(W杯)アジア最終予選でサッカー日本代表に招集されたが、出場機会がなかった。

 中山はセンターバック(CB)と左サイドバック(SB)の両方をこなせる選手で、日本代表では主に左SBを担当してきた。3バックでは、左ウイングバック(WB)かCBでの起用が考えられるが、前者は三笘薫などが起用されていることからも分かるとおり、攻撃力を重視されている。

 今夏加入した町田では、一貫して4バックのセンターを務めており、現在の日本代表であれば、左WBよりはCBという扱いになりそうだが、3バックに入るには対人能力、特に空中戦に不安がある。9月のW杯予選で先発した町田浩樹、板倉滉、谷口彰悟はいずれも中山より長身で、さらに冨安健洋と伊藤洋輝が負傷離脱中であることも考慮すると、中山の序列はもっと下がる可能性が高いだろう。

 20歳の高井幸大のように、これからA代表定着を目指している若手もいる中、27歳の中堅である中山は再び試されるような立ち位置ではないため、代表で生き残るにはクラブでの強烈なアピールが必要になりそうだ。

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