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3バック変更でピンチ? 立場が厳しくなったサッカー日本代表6人。居場所を求める男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW:中村敬斗

中村敬斗
【写真:Getty Images】

生年月日:2000年7月28日(24歳)
所属クラブ:スタッド・ランス(フランス)
2023/24リーグ戦成績:25試合4得点1アシスト

 サッカー日本代表で11試合に出場して8得点と、抜群の決定力を誇っている中村敬斗だが、3バック変更で使いどころが難しくなった印象がある。

 中村と言えば、左サイドに開いてパスを受け、自らドリブルでカットインする形を得意としている。そこから精度の高い右足のシュートを放ち、何度もゴールネットを揺らしてきた。

 ただ、左サイドの高い位置でのプレーなら重要なオプションだが、ウイングバックとしてはやや厳しい。6月に行われたミャンマー代表戦では左ウイングバック(WB)で起用され2得点を決めた中村だが、このときは三笘薫という絶対的な選手が不在だった。後半に入って守備を固めたい展開であれば、守備力も魅力的な前田大然を投入するのが自然で、攻撃的にいくときも守備的にいくときも、中村を起用する機会はなかなか見つからないかもしれない。

 今シーズン、所属するスタッド・ランスでは、主に左ウイングを担当して、これまでリーグ戦4試合に出場して1得点を記録している。スタッド・ランスは右ウイングのレギュラーが伊東純也で、3トップであればこの連係を活かすこともできそうだが、現在の日本代表のシステムにこれを適用するのは困難だろう。

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