リバプール最新ニュース
世界屈指のビッグクラブであるリバプールは、過去に数多くの大物選手を獲得してきた。もちろんその中には大成し、チームに欠かせない選手たちもいるが、一方で期待に応えられず、獲得時を大きく下回る金額で売却せざるを得ない選手たちもいた。今回は、クラブ史に残る大損移籍をピックアップして紹介する。
アンディ・キャロル(元イングランド代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:1989年1月6日
獲得額:4100万ユーロ(約65.6億円)
放出額:1750万ユーロ(約28億円)
差額:2350万ユーロ(約37.6円)
ニューカッスルでトップチームデビューを果たしたアンディ・キャロルは、チャンピオンシップ時代の09/10シーズンに17ゴール12アシストを記録し覚醒。プレミアリーグに昇格した翌シーズンもシーズン前半戦で2桁得点を記録し、イングランド待望の国産若手ストライカーとして期待された。
そんなキャロルは2011年冬にリバプールへと加入する。当時のリバプールは、同時期の移籍市場でフェルナンド・トーレスを放出しており、「絶対的エース」の看板を193cmの巨漢FWへと渡す決断をした。キャロルへの期待は移籍金にも表れており、当時イギリス人史上最高額の4100万ユーロ(約65億6000万円)となっている。
しかし、大きな期待を受けた同選手だったが、なんとも期待外れな結果に終わる。11/12シーズンはリーグ戦35試合に出場したが、4ゴール3アシストと不発。すると監督がブレンダン・ロジャースに変わった翌シーズン開幕直後にウェストハムへとローン移籍となり、13/14シーズンに獲得した額の半分以下である1750万ユーロ(約28億円)のみを残して、リバプールを退団してしまった。
キャロルと同じく、2011年冬にはルイス・スアレスもリバプールに加入していた。こちらの移籍金は2650万ユーロ(約42.4億)であり、後の大活躍やバルセロナの移籍金を考えても大成功だった。なおさらキャロルの失敗が目立つ結果となってしまっている。
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