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Jリーグの夏の移籍市場が閉鎖となった。この時期は、欧州各国リーグの新シーズン開幕前で、Jリーグからヨーロッパに渡った選手が多くいる。今回は、Jリーグのクラブから欧州クラブへ移籍した日本人選手の中で、データサイト『transfermarkt』に基づく市場価値を紹介する。※データは8月23日時点。金額が並んだ場合はサイトに準拠。
2位:伊藤敦樹
【写真:Getty Images】
生年月日:1998年8月11日(26歳)
最新市場価値:150万ユーロ(約2億4000万円)
移籍元クラブ:浦和レッズ
移籍先クラブ:KAAヘント(ベルギー)
2024リーグ戦成績:24試合5得点4アシスト
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浦和レッズの中心選手の一人だった伊藤敦樹は、この夏にベルギーのヘントへ移籍した。
埼玉県さいたま市出身の伊藤は、浦和のジュニアユースで育った。大学は流通経済大学に進学し、4年次には浦和への加入が内定。プロとして古巣に復帰した。2021シーズン開幕戦でいきなりフル出場を果たすと、守備的MFのレギュラーに定着してフル稼働を続けた。
伊藤は運動量が豊富で、ピッチのあらゆる場所に顔を出す。さらに185cmの長身も魅力で、攻撃に迫力をもたらす縦への推進力も持っていた。今季はJ1リーグ24試合に出場して5得点4アシストを記録し、得点数はキャリアハイを塗り替える活躍。浦和のファンにとって、生え抜きの主力は誇らしい存在だっただろう。
浦和は6月末に主将を務めていたアレクサンダー・ショルツが移籍に備えてチームを離脱すると、伊藤がキャプテンマークを引き継いだ。同30日のジュビロ磐田戦では伊藤が1得点2アシストの活躍でチームを勝利に導いたが、主将を務めたのは4試合だけで、自身も新天地へ旅立つことになっている。
伊藤はクラブの移籍発表の中で、「このクラブでサッカー人生を終えるという考えもあった中で、今回移籍を決断した一番の理由は、自分のこれからのキャリア、選手としてどうなりたいかを考えたときに、日本代表として日の丸を背負って2026年のワールドカップでプレーしたいという気持ちがとても大きく、そのためにはこのタイミングで挑戦するのが一番良いと考えたからです」と決断の理由を説明した。
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