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ダークホースはどこだ! 欧州CL戦力値ランキング11~20位。最新メンバーを分析。サプライズを起こしそうなのは?

text by 編集部 photo by Getty Images

13位:アストン・ヴィラ(イングランド)

アストン・ヴィラ
【写真:Getty Images】

監督:ウナイ・エメリ(3年目)
戦力値:80(攻撃力21、守備力19、選手層20、勝負強さ20)

 2024年にクラブ創設150周年を向けたアストン・ヴィラが41年ぶりにUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の舞台へと帰ってきた。その中で41年前に最後にCL(当時はチャンピオンズカップ)で敗れたユベントスや1982年のファイナルで対戦したバイエルン・ミュンヘンとの対戦も控えるなど、リーグフェーズだけでも多くのメモリアルな試合が予定されている。

 アストン・ヴィラの強みはプレミアリーグでも屈指の「攻撃力」だろう。昨シーズンのリーグ戦で19得点13アシストを記録したオリー・ワトキンスを頂点に、成長著しいモーガン・ロジャーズやレオン・ベイリー、ジェイコブ・ラムジーら様々なタイプのアタッカーが控えている。セットプレーの強さも彼らの特長で、今夏に加入した195cmのアマドゥ・オナナが相手ゴール前で脅威となっている。

 一方の「守備力」も堅守とまでは言わないまでも安定している。最後尾に2023年にヤシントロフィーを獲得したエミリアーノ・マルティネスが壁の如くたちはだかり、CBのエズリ・コンサは2023/24シーズンの欧州5大リーグでデュエル勝率トップに輝くなど、対人とカバーリングに優れたCBだ。以前は守備が課題とされていたパウ・トーレスもプレミアリーグで揉まれて成長している。

 チーム全体の「選手層」も厚いが、唯一と言って良い不安が右サイドバック(SB)のポジションだ。一番手のマティ・キャッシュが怪我をした現在は本職が中盤とセンターバック(CB)の20歳DFラーマル・ボハルデと18歳DFコスタ・ネデリコビッチで回している。

 一部では昨シーズンのニューカッスルのようにプレミアリーグとCLの並行に苦戦すると予想もされているが、ウナイ・エメリが監督を務める限りは連戦による失速はないだろう。彼は昨季が初挑戦だったエディ・ハウと異なり欧州大会での経験が豊富で、今シーズンが16年連続での欧州大会出場となる。UEFAヨーロッパリーグ(EL)決勝などの大一番に勝利した経験も多く、「勝負強さ」も十二分に兼ね備えている。

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