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ダークホースはどこだ! 欧州CL戦力値ランキング11~20位。最新メンバーを分析。サプライズを起こしそうなのは?

text by 編集部 photo by Getty Images

16位:ASモナコ(モナコ)

ASモナコ
【写真:Getty Images】

監督:アドルフ・ヒュッター(2年目)
戦力値:77(攻撃力19、守備力19、選手層20、勝負強さ19)

 昨シーズンにASモナコは完全復活を遂げた。かつてザルツブルクやフランクフルトで指揮を執ったアドルフ・ヒュッターを新監督に招聘すると、教え子の南野拓実の“覚醒”もあってリーグ・アンを2位でフィニッシュ。6年ぶりにUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の舞台に返り咲いた。

 今シーズンのカギを握るのが、退団した主力の穴埋めができるかどうかだ。昨シーズンとの比較ではチーム得点王のウィサム・ベン・イェデルと最多出場時間を記録したユスフ・フォファナがチームを去っている。リーグ戦とCLとの並行で戦い抜くためには新加入選手と既存戦力が嚙み合う必要があるだろう。

 現時点ではベン・イェデルに代わるエースが誕生していないことから「攻撃力」は「19」とやや低めにした。大怪我から復活したブレール・エンボロや昨夏に加入したフォラリン・バログン、新加入のジョージ・イレニヘナら候補は多いが、CL開幕時点のリーグ戦では彼らの中から得点者が生まれていない。

「守備力」も「19」としたが、こちらはリーグ開幕4試合で1失点と安定している。しかし、対戦相手が格下だったことを踏まえると、武器とまでは言えず、昨シーズンのトップ5では最多となる42失点を喫しており、もう少し様子見をする必要があるだろう。それでも今夏に期限付き移籍から完全移籍へと移行したティロ・ケーラーのパフォーマンスレベルが高いのは朗報だ。

「選手層」にフォーカスすると、何人かの主力が退団しながらも大型補強を敢行したこともあって各ポジションに2人以上の戦力がいるなど監督の選択肢が豊富だ。昨シーズンの南野拓実のように急成長する選手が今シーズンも出てくるとなれば久々のCLでも勝ち進むことができるのではないだろうか。

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