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最高額は誰だ!? J1、新外国人選手の市場価値ランキング1〜10位。最も価値のある“助っ人”とは?

シリーズ:市場価値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

6位:トルガイ・アルスラン(ドイツ国籍)

トルガイ・アルスラン
【写真:Getty Images】

生年月日:1990年8月16日
所属クラブ:サンフレッチェ広島
市場価値:100万ユーロ(約1億6000万円)

 
 ランキングトップ5に肉薄する市場価値を記録したのは、サンフレッチェ広島の新戦力トルガイ・アルスランだ。その評価額は100万ユーロ(約1億6000万円)の大台に達している。

 アルスランは、母国ドイツの名門ドルトムントの下部組織で育った。ハンブルガーSVでキャリアをスタートさせた同選手は、自身がルーツをもつトルコのベシクタシュやフェネルバフチェ、そしてセリエAのウディネーゼなど欧州を渡り歩いた後、昨夏にメルボルン・シティ(オーストラリア)へ完全移籍。今年7月に双方合意の下で同クラブとの契約を解除し、フリーで広島に加入している。

 加入当初、アルスランに対する期待はそこまで高くなかった印象だ。33歳(加入時点)とベテランの域に差し掛かった選手であり、Jリーグに適応できるかは未知数だった。

 しかし、どうやらそれは杞憂だったようだ。経験豊富なドイツ人MFは凄まじい活躍を見せている。第26節セレッソ大阪戦(2-0)で2ゴールを奪うと、第29節FC東京戦(3-2)ではハットトリックを達成。とにかくシュートの技術が高く、2シャドーの一角として抜群の攻撃性能を発揮している。

 先発でも、途中起用でも決定的な仕事をやり遂げるアルスランは、この上なく心強い存在だ。この調子を維持できれば、広島の久しぶりのJ1優勝は確実に近づくだろう。

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