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J1リーグのクライマックスが近づいている。各クラブは今夏も優勝争い、残留争いなどそれぞれの目的のために夏の補強を行った。この夏にJ1に加わった「助っ人外国人」の中で、最も高い市場価値をもつ選手は誰なのだろうか。今回はJ1新加入外国人の市場価値をランキング形式で紹介する。※市場価値やスタッツはデータサイト『Transfermarkt』を参照。順位はサイトの表示に準拠する。情報は全て17日時点。
10位:ホセ・カラバリ(エクアドル代表)
生年月日:1997年5月19日
所属クラブ:名古屋グランパス
市場価値:60万ユーロ(約9600万円)
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今夏の移籍市場でJリーグに参戦した「助っ人外国人」の中で、MFホセ・カラバリは高い市場価値をもつ選手の1人だ。最新の評価額は60万ユーロ(約9600万円)となっている。
カラバリはデビュー以降、母国エクアドルのクラブを渡り歩いてきたが、昨季にオールウェイズ・レディ(ボリビア)への移籍を決断し、初めての海外挑戦を果たしている。同クラブでは主に左サイドでコンスタントに起用され、公式戦25試合に出場している。
そんな27歳のエクアドル人は今夏、2度目の海外挑戦先としてはるか遠く離れたJリーグを選んだ。名古屋がカラバリ獲得に動いた背景には、ウイングバックの層が手薄になったことが考えられるだろう。今夏の移籍市場では、MF久保藤次郎(→サガン鳥栖)や海外から復帰した日本代表MF相馬勇紀(→FC町田ゼルビア)ら、突破力に優れた実力派アタッカーたちがチームを離れている。カラバリはエクアドル代表に招集された経験をもつスペシャリストであり、左右両サイドでプレーできる同選手の獲得は極めて合理的だ。
名古屋は現在リーグ14位に沈んでおり、可能性は低いもののJ2降格圏転落がチラついている。チームとしては早々に残留を確定させ、YBCルヴァンカップに注力したいはず。カラバリが不調にあえぐ名古屋に明るい話題をもたらしてくれることに期待したい。