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イングランドで日本人選手が増えている要因は?
今夏にサッカー日本代表MF鎌田大地やDF菅原由勢がプレミアリーグに活躍の場を移し、同リーグでは5人の日本人選手がプレー。EFLチャンピオンシップ(イングランド2部)にも8人が在籍している。イギリスメディア『scmp.com』は現地時間17日、ここ数年でイングランドでプレーする日本人選手が増えている現状について報じた。
同メディアは「日本人選手が、イングランドのサッカー界に前例のない頻度で移籍しており、そのクオリティや勤勉さ、コストパフォーマンスがクラブに魅力的に映っているため、これからもより多くの選手が続くだろう」と言及し、イングランドに日本人選手が移籍する流れは、一過性のものではないと伝えている。
続けて、記事ではFIFA登録エージェントであり、50人の日本人選手を顧客に持つジョエル・パニック氏の見解を次のように記している。「イングランドのクラブは以前、日本人選手の獲得に関して怖れを抱いていた。典型的な見方としては、技術的に非常に優れているものの、フィジカル的に十分なのか。強さがあるのか。というものだった。そのため、日本人選手はドイツやオランダなど、よりテクニカルなリーグに行くというイメージがあった」
さらに、パニック氏は「横浜F・マリノスで監督を務め、現在はトッテナム・ホットスパーの指揮官であるアンジェ・ポステコグルーのもとで、セルティックの日本人選手の活躍が、イメージに変化を与えた」と述べ、「労働許可規則の変更により、(イングランドのクラブは)より開かれた考え方と創造性を持つようになった」とポステコグルーの影響とスカウトの目が広がっていることを日本人選手が増加している要因に挙げた。
敏腕代理人は、日本人選手が持つメンタリティーについて「私が関わった日本人選手たちは、何かうまくいかなかった場合や、チームから外されたり、自分の好きなポジションでプレーできなった場合も、常に『何を改善すればよいか?』と考える」と語り、どのような状況に置かれても改善するように務めると言及している。今後も日本人選手が、イングランドに渡る傾向は継続しそうだ。
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