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優勝候補はどこだ! 欧州CL戦力値ランキング1~10位。最新メンバーを分析。期待できるのは?

シリーズ:欧州CL戦力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

1位:レアル・マドリード(スペイン)

レアル・マドリード
【写真:Getty Images】

監督:カルロ・アンチェロッティ(4年目)
戦力値:93(攻撃力25、守備力22、選手層20、勝負強さ25)

 昨シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)王者であるレアル・マドリードを戦力値ランキングで1位とした。今シーズンはキリアン・エムバペという世界的なスターを最前線に加えたことで、2000年代に呼ばれた「銀河系軍団」に匹敵する豪華な陣容を揃えた。

 そのエムバペが加わった「攻撃力」の戦力値は最高値の「25」とした。6シーズン連続リーグ・アン得点王に輝いたフランス代表FWを筆頭に、昨季のラ・リーガMVPであるジュード・ベリンガム、世界最高峰のドリブラーであるヴィニシウス・ジュニオールとロドリゴら豪華さで言えば世界No.1だろう。アルダ・ギュレルやブラヒム・ディアスのような選手がスタメンで試合に出られないのはレアル・マドリードぐらいだ。

 「守備力」に関しても“スタメン組“は盤石な布陣だ。昨シーズンに大怪我を負ったことでほぼ欠場となっていた守護神のティボー・クルトワとセンターバック(CB)のエデル・ミリトンがトップフォームに戻っており、その間に大きく成長したアントニオ・リュディガーや全盛期を彷彿させるダニエル・カルバハルのパフォーマンスも素晴らしい。

 ただ、“スタメン組”としたのは守備陣の「選手層」には大きな不安を残している。ダビド・アラバは依然として離脱中であり、仮にリュディガーとミリトンのどちらかが怪我をした場合の3番手はヘスス・バジェホだ。左サイドバック(SB)もフェラン・メンディの控えが本職中盤のエドゥアール・カマヴィンガ、もしくはフラン・ガルシアという状況で、怪我人が出てしまうとなれば難しい戦いを余儀なくされるかもしれない。

 引退したトニ・クロースの穴も現状では埋まっておらず、オプションとしてかなり有効だった前線でターゲットになれるホセルと最終ラインでユーティリティーに振舞えるナチョ・フェルナンデスらベテラン勢が抜けた穴も大きい。それでもクラブのカルチャーとして植えつけられている「勝負強さ」は健在だろう。2000年代の「銀河系軍団」のようにバランスが崩れなければ、間違いなくCL優勝候補筆頭に挙げられる。

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【了】

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