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早くも別格! J1リーグ、今夏の大当たり新戦力6人。サポーター歓喜! チームを変えているのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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夏の移籍ウインドーでJリーグの各クラブは不足している戦力の補強を実施した。負傷離脱者の穴埋め、下位から抜け出すための即戦力、優勝を狙ううえでのラストピース――。各クラブの判断の是非は、シーズン終了時の立ち位置によって明らかになるだろう。今回は、J1リーグにおける今夏の大当たり新戦力6人をピックアップして紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照

DF:中山雄太(なかやま・ゆうた)

中山雄太
【写真:Getty Images】

生年月日:1997年2月16日
移籍先:ハダースフィールド(イングランド)→FC町田ゼルビア
2024リーグ戦成績(移籍後):4試合1得点0アシスト

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 今年8月にFC町田ゼルビアへと完全移籍で加入し、およそ5年半ぶりとなるJリーグ復帰を果たした中山雄太。新天地デビュー戦で、実に鮮烈なインパクトを残してみせた。

 同月17日に行われたJ1第27節・ジュビロ磐田戦で、中山は[4-4-2]の左センターバック(CB)として先発出場。前半開始わずか4分、杉岡大暉の左CKに反応すると、強烈なヘディングシュートを叩き込んだ。磐田戦は中山にとって2086日ぶりのJ1復帰戦だったが、最高の形で自身の新たな船出を祝った。なお、中山はオランダ1部リーグ・エールディヴィジのズヴォレに完全移籍する直前のガンバ大阪戦(2018年12月1日 / J1最終節)でもゴールを決め、当時在籍していた柏レイソルのサポーターに惜別弾を送っていた。

 2024シーズン、町田はJ1リーグで旋風を巻き起こしている。黒田剛監督に率いられたチームは開幕スタートダッシュに成功して第4節に単独首位へ躍り出ると、以降も上位争いを継続。アビスパ福岡戦(2024年9月14日/ J1第30節)で3試合ぶりの勝利を収めたことで、2位・サンフレッチェ広島に勝ち点「2」差をつけて首位に再浮上した。

 2018年10月に大手IT企業の株式会社サイバーエージェントが経営権を取得してから、町田は潤沢な資金で優秀な選手を次々と獲得してきた。欧州で実績を積み、4バックにも3バックにも対応できる中山の加入は、今夏の補強の目玉と言えるものだった。デビュー戦でのゴールまでは求めていなかっただろうが、クラブ首脳陣が選手として脂が乗ってきた27歳のCBに寄せる期待は非常に大きいはずだ。

 町田がクラブ史上初のJ1制覇を成し遂げる可能性は、中山の加入でより高まった感がある。2024シーズンは、ブルーのユニフォームを纏った中山がシャーレを掲げる姿が見られるかもしれない。

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