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欧州主要リーグに加え、トルコやセルビアなどの移籍市場も閉幕を迎えた。今夏も様々な選手に動きがあったが、中にはクラブで厳しい立場にありながら新天地に向かうことができなかった選手もいる。今回は、現所属クラブに居場所がないながら、移籍が叶わなかった主な6人を紹介する。(成績は『transfermarkt』参照)
DF:キーラン・ティアニー(スコットランド代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:1997年6月5日
現所属クラブ:アーセナル(イングランド)
23/24シーズン成績:20試合0ゴール2アシスト(レアル・ソシエダ/スペイン)
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群雄割拠のディフェンダー陣の中で、キーラン・ティアニーは自身の立場を確立することが出来るだろうか。
2019年にセルティックからアーセナルへと加入したティアニーは、左サイドバック(SB)のポジションで数シーズンに渡りレギュラーを張っていた。しかし、22/23シーズンにオレクサンドル・ジンチェンコが同クラブへ加入すると出場機会が減少。ミケル・アルテタ監督がサイドバックに求める、攻撃時に中盤へ位置取りビルドアップに参加する動きをティアニーは無難にこなすことが出来ず、徐々に起用されなくなっていった。
アーセナルに居場所がなくなったティアニーは、昨季レアル・ソシエダにレンタル移籍。1シーズンを過ごしたのちガナーズへと復帰したが、ティアニーがロンドンを離れている間、クラブは左サイドバックのポジションをさらに強化した。昨季獲得したユリアン・ティンバー、今季加入したリカルド・カラフィオーリに加え、昨季は冨安健洋も左SBのポジションで安定感あるプレーを見せており、ティアニーの序列はさらに下がってしまった
といえるだろう。
今季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)登録メンバーには名を連ねており、完全に構想外というわけではなさそうだが、厳しい立場に置かれていることは事実だろう。スコットランド紙『ザ・スコッツマン』は「ティアニーは100%セルティックに戻る」と明言している。