DF:マルコ・モッタ(元イタリア代表)
生年月日:1986年5月14日
在籍期間:2010年夏~15年冬
移籍金:500万ユーロ(約7億円)
クラブ通算成績:35試合0得点2アシスト
マルコ・モッタはイタリア期待の若手だったが、ユベントスに加入したところからキャリアが下り坂になった。
2010年夏にローマからやってきたモッタ。後方からの攻撃参加を武器とする右サイドバックで、ユベントスの攻撃力アップが期待された。だが、シーズン序盤で結果を出せずにいると、当時18歳のフレデリク・ソーレンセンにポジションを奪われてしまう。
ルイジ・デル・ネーリ監督が去ったあと、翌11/12シーズンはアントニオ・コンテが監督に就任。チームは3バックに変更となったことで、モッタのポジションはなくなった。
モッタはその後、イタリア国内複数クラブへのレンタルのあとで2015年にイングランドのワトフォードへ移籍。スペイン、キプロス、インドネシアと様々な国を渡り歩いているが、かつてのような注目を集めることはなかった。
DF:アチルソン(元ブラジル代表)
生年月日:1977年1月16日
在籍期間:2001年冬~04年冬
移籍金:不明
クラブ通算成績:5試合0得点0アシスト
アチルソンは、ユベントスの歴史でも最大級の期待ハズレだったと語り継がれている。「ネクスト・ロベルト・カルロス」との評判だったが、わずか5試合の出場でイタリアから去った。
アチルソンはブラジルのフラメンゴで活躍していたときに注目された。当時スカウトを担当していたオマール・シヴォリの進言で2000年に交渉が始まり、2001年に加入が実現している。フラメンゴとは契約が満了していたものの、交渉は難航。FIFAの仲介もあって移籍が実現する異例の取引だった。
当時のGMだったルチアーノ・モッジは「ユベントスはサイドを駆け上がってクロスを送れる左ウイングを探していた。だが、ロベルト・カルロスは高すぎる。アチルソンにはその役割を期待している」と、期待のほどを語っていたが、ピッチに立ったのはわずか5試合。先発はわずか2回で、01/02シーズン終了後に監督がカルロ・アンチェロッティからマルチェロ・リッピに代わると、ベンチにすら入らなくなった。
加入から1年後にレンタルの形でフラメンゴに戻ったアチルソンが再びユベントスでプレーすることはなかった。