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Jリーグ 6日前

「目が合いました」大島僚太の脳裏に浮かんだアイデア。川崎フロンターレのゴールを生んだ脇坂泰斗との以心伝心【コラム】

シリーズ:コラム text by 藤江直人 photo by Getty Images

橘田健人と大島僚太は「試合前からお互いに話していました」「そういった会話がたくさんできれば、と思っている」

「健人(橘田)の特徴的にも、あそこに入ってきてもらう動きは、試合前からお互いに話していました」

 8月の中断明けには3連勝をマークするなど、復調したかに見えた川崎は、横浜F・マリノスと北海道コンサドーレ札幌に連敗。再び14位に後退したなかで、勝利だけが求められた最下位の鳥栖戦は、後半アディショナルタイム1分にPKを献上して追いつかれるも、同10分に山田が劇的な決勝ゴールを決めた。

 キックオフ時の気温29.8度と、過酷な条件下で足がつった関係で、69分に日本代表DF高井幸大との交代でベンチへ下がった大島は、連敗を止めた白星に「勝ててよかった」とこう続けた。

「勝つためにみんなでいろいろなことを話して、(課題を)つぶしながら試合に臨めれば。毎試合、その都度、対戦相手が違うなかで、試合に出る選手が毎回違ったとしても、どのようにすれば自分たちがすっきりプレーできるか、というところが大事だと思うので、そういった会話がたくさんできれば、と思っている」

 2ゴールに絡んだ鳥栖戦を含めてリーグ戦で5試合続けて先発を果たすなど、ここにきて状態をあげてきた大島の視線は18日に敵地で行われる、蔚山HD(韓国)とのAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)のリーグステージEAST初戦へ切り替えられている。ベスト4に勝ち残っているYBCルヴァンカップを含めて、試合中のピッチだけでなくチーム全体をも俯瞰的に見られる大島が放つ存在感は、試合を重ねるごとにどんどん大きくなっていく。

(取材・文:藤江直人)

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