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「上のステージでもできる」川﨑颯太は悔恨のパリ五輪を経て成長。京都サンガで2か月ぶり先発「それが得点につながって嬉しい」

text by 編集部 photo by Getty Images

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京都サンガF.C.MF川﨑颯太
【写真:Getty Images】

「上のステージでもできる」曺貴裁監督が称賛した川﨑颯太

 明治安田J1リーグ第30節、横浜F・マリノス対京都サンガF.C.が13日に行われ、1-2で京都が勝利した。7月14日の浦和レッズ戦以来、約2か月ぶりの先発出場となった川﨑颯太は、絶妙なパスで先制ゴールをおぜん立てするなど、攻守に持ち味を発揮していた。

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 サッカーU-23日本代表は現地時間8月2日の準々決勝で、U-23スペイン代表に0-3で敗れた。グループリーグで腰を負傷していた川﨑は、帰国後に再開したリーグ戦2試合を欠場。17日のセレッソ大阪戦、24日のFC東京戦はいずれも途中出場だった。夏に加入した米本拓司らが中盤でいい働きを見せており、川﨑が先発を外れた4試合でチームは3勝1敗と好調ぶりを見せていた。

 曺貴裁監督は「シンプルに、颯太がオリンピックから帰ってきて、キャプテンだからレギュラーが保証されているわけではない。そのときに一番いいメンバーがピッチに立つべきだと思っている」と言う。川﨑もあくまで競争の中で先発の座を勝ち取る必要があることを強調した一方で、途中出場した2試合を「そこでいい働きをしていた」と評価している。

 また、「とかく、ボールを奪う力っていうのがクローズアップされますけど、前を向いて仕掛けたりとか、決定的な仕事ができるっていうのもあの若さ、年齢において、また次の上のステージでもできると思っている」とマリノス戦でのパフォーマンスを称賛した。

 途中出場となったリーグ戦2試合の狭間に組み込まれた21日の天皇杯では先発起用されており、マリノス戦はその日以来の先発出場となった。「米本君は本当に尊敬する素晴らしい選手で、その選手からスタメンを奪ったプレッシャーはありましたけど、自分自身にできるプレーを、米本君の真似をするのではなく、自分ができるプレーをし続けられたかなと思います」と自身のパフォーマンスを振り返った。

 先制点のシーンでは、その川﨑らしさが出ていた。

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