鹿島アントラーズ
直近10シーズンの途中監督交代数:4回
J1リーグ最多優勝8回を誇る鹿島アントラーズは、2015〜今季までの間で4回、シーズン途中の監督交代があった。
鹿島は2013年、2度目のトニーニョ・セレーゾ体制が始まって長期政権を築いていたが、2015シーズンのファーストステージは不振が続き、7月に解任された。後任を務めた石井正忠は就任1年目でJリーグヤマザキナビスコカップ(現・JリーグYBCルヴァンカップ)のタイトルを獲得し、2016シーズンはステージ優勝も果たしたが、2017年5月に成績不振を理由に解任され、大岩剛が引き継いだ。
リーグ優勝にあと一歩届かないシーズンが続き、大岩体制は2019シーズンで終了。ブラジル人のザーゴを招へいしたが、2020シーズンはJ1リーグで5位に終わった。すると、2021シーズンは開幕から8試合で勝ち点8しか稼げずに出遅れ、4月に解任。相馬直樹が後を継いだ。
2022シーズンには、レネ・ヴァイラーを招へい。クラブ史上初のヨーロッパ出身監督として注目されたが、同年8月に契約解除となっている。鹿島は「フットボールにおける現状と今後の方向性について協議した結果、双方合意のもと契約を解除することとなりました」と発表したが、このとき鹿島はリーグ戦で4位に位置しており、直近の成績が良くなかったとしても、突然の監督交代はファンに驚きをもって受け止められた。
ヴァイラーの後任を務めた岩政大樹は、2023シーズン終了までチームを指揮し、現在はランコ・ポポヴィッチが監督を務めている。