2位:伊東純也(日本代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:1993年3月9日
推定年俸:120万ユーロ(約1.9億円)
24/25リーグ戦成績:3試合1得点0アシスト
惜しくもトップを逃したものの、年俸ランキングで2位にランクインしたのは、日本代表が誇る右サイドの“イナズマ”伊東純也だ。推定年俸は120万ユーロ(約1.9億円)となっている。
高校時代にサッカー部では目立った成績を残せなかった伊東が、日本代表や欧州でこれほどまでの活躍をする選手になることを予想できた者はほとんどいなかっただろう。ヴァンフォーレ甲府をプロ入り最初の選択肢としたのも、今となっては大正解だったと言える。加入1年目からリーグ戦30試合に出場できたことで、粗削りだったドリブルは実戦経験を重ねていくうちに洗練されていき、いつしか伊東の代名詞となった。
柏レイソルでも主力の座を射止めた伊東は、2019年1月にベルギー行きを決断。ヘンクに期限付き移籍で加入すると、シーズン途中の合流ながら2018/19シーズンはリーグ戦13試合に出場して3得点2アシストをマークして(プレーオフを含む)、8シーズンぶりとなるリーグ優勝に貢献した。
2022年7月にスタッド・ランスへと完全移籍してリーグ・アンに参戦してから、伊東のプレーはさらに凄みを増したように感じる。爆発的なスピードと緩急をつけたドリブル突破から繰り出す高速クロスの質はもはや説明不要だが、以前よりも得点に絡む機会が増えた。加入初年度の2022/23シーズンはリーグ戦35試合6得点5アシスト、昨シーズンも31試合3得点7アシストと、安定した成績を残している。
今ではスタッド・ランスを“勝たせる”存在となった伊東。チームに対するコミットメントも疑いようがなく、今後のさらなる年俸アップも十分に期待できるだろう。