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出さなきゃよかった…。バルセロナ退団で化けた元アカデミー選手(2)いまや世界的に有名! 80億の価値を持つアジアの至宝

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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バルセロナの下部組織で育った選手は、世界各地で活躍を続けている。リオネル・メッシやアンドレス・イニエスタのように、そのままトップチームに昇格して主力になった選手もいれば、道半ばでクラブを離れ、他のチームで飛躍を遂げた選手もいる。今回は、様々な理由でバルセロナを離れ、ほかのクラブで一流になった選手を紹介する。

MF:久保建英(日本代表)

久保建英
【写真:Getty Images】

生年月日:2001年6月4日(23歳)
所属クラブ:レアル・ソシエダ(スペイン)
2023/24リーグ戦成績:30試合7得点4アシスト

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 サッカー日本代表の久保建英がバルセロナの下部組織で育ったことは、日本のサッカーファンにとって有名なことだ。2011年にバルセロナのカンテラに加入し、少年時代からその成長は日本で注目されていた。

 周囲の期待に押しつぶされることなく成長を続けてカテゴリーを上げ続けた久保だが、バルセロナが2014/15シーズンに国際サッカー連盟(FIFA)から外国人選手獲得に関する制裁を受けたことで、久保は公式戦に出られない状態となった。そのため、2015年3月に日本に帰国し、FC東京に加入することとなった。15歳でJ3デビュー、16歳でJ1デビューを果たし、着実に経験を積んでいった。

 2019年夏、久保はレアル・マドリードへ移籍。世界のトップレベルが集まるクラブで居場所を見つけるのに苦労し、スペインで様々なクラブへレンタルされて経験を積んだ。それでも2022/23シーズンにブレイク。現在所属するレアル・ソシエダで2023年に入ってからリーグ戦7得点5得点と大活躍し、一気にワールドクラスの選手として評価を受けるようになった。

 データサイト『transfermarkt』の市場価値は5000万ユーロ(約80億円)で、日本人選手としてもレアル・ソシエダの選手としてもトップの市場価値となった。この夏には、遠藤航が所属するイングランドの名門リバプールへの移籍が噂になるなど、いまやその知名度は世界的だ。

 バルセロナの下部組織といえば、足元の技術、パス精度、ボールコントロールといったところを重視しており、久保はまさにバルセロナ育ちという特長を持った選手だ。退団には特殊な事情があったとはいえ、バルセロナ一筋で成長を続けていたらどうなっていたかも気になるところだ。

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【了】

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