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バルセロナMFデ・ヨングに何があったのか?負傷離脱から復帰の見通しがたたず…。将来フリーで移籍の可能性も「岐路に立った」

text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】

長期離脱から復帰できないデ・ヨング

 バルセロナに所属するオランダ代表のMFフレンキー・デ・ヨングは、昨シーズン末に負った足首の負傷が長引いており、今季は開幕戦からまだ試合にも出場できていない。米メディア『The Atheletic』は現地時間11日に、同選手に現在何が起きているのか報じていた。

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 デ・ヨングは昨季終盤のエル・クラシコで足首を負傷すると、それ以降の試合は欠場できずにいた。今夏開催されたEURO2024も、一時はオランダ代表の全体練習に合流して本大会への参加が濃厚かと思われていたが、大会直前に欠場を発表。バルセロナはMFマルク・ベルナルが今季絶望の怪我に見舞われたことで、デ・ヨングの復帰が熱望されているもののまだ復帰の見通しは立っていない。

 同メディアは、「代表ウィークが明けたジローナとの試合でも彼が試合に出場できる可能性はない」と現在の怪我の状況を伝えた上で、「バルサは誰もデ・ヨングの復帰日を言及しておらず、多くのファンは何が起こっているのかと驚いている。今夏のプレシーズン初日にフリック新監督のチームに合流したが、足首の痛みは治まらず、アメリカツアーに同行することはできなかったと関係者は語っている。コーチ陣は今回の国際試合中断期間中の展開を待っていたが、現在デ・ヨングの進歩を予測することは不可能だ」と、復帰の見通しすら立っていない状況だと報じている。

 また、「クラブはデ・ヨングに手術を受けるよう提案している。しかし、クラブが相談した医師らは手術で足首の問題が解決するという保証はないため、デ・ヨングは手術に乗り気ではないという。デ・ヨングは、痛みがいずれ消えることを期待して、クラブの理学療法士と協力しながら、保存的治療を希望している」と、怪我に苦しんでいる状況を伝えていた。

 仮に手術を受けた場合、デ・ヨングは数ヶ月試合に出れなくなる。現在のクラブとの契約は26年までとなっており、契約切れが迫る25年まではプレーできなくなる可能性もあるようだ。

 同メディアは、「バルサがデ・ヨングを何度も売却しようとしたことは周知の事実だ」と前置きし、「新たな契約の可能性については進展がない。デ・ヨングの状況が変わらなければ、26年に彼がフリー移籍でチームを去る可能性は現実的なリスクとして襲いかかるだろう。選手とクラブは今、岐路に立たされた。デ・ヨングがいつ復帰するかは不明で、バルセロナは最も価値の高い資産の1つである彼との交渉で弱い立場に追い込まれている。一方、フリック監督は中盤でのデ・ヨングの影響力を最も必要としている」と、クラブは高額な給料を踏まえると売却したい、一方で監督は同選手の能力を必要としている難しい状況であることを強調している。

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【了】

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