5位:アントニー(ブラジル代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:2000年2月24日
推定年俸:1221万ユーロ(約19億5360万円)
昨季リーグ戦成績:29試合1ゴール1アシスト
マンチェスター・ユナイテッドの年俸ランキング5位に入ったのはアントニーだ。クラブ史上2番目に高い移籍金となる9500万ユーロ(約152億円)でユナイテッドに加入した同選手の年俸は1221万ユーロ(約19億5360万円)となっている。
2020年夏にサンパウロからアヤックスに加入したアントニーは、エリック・テン・ハフ監督の元でリーグ戦32試合に出場し9ゴール8アシストと大活躍。翌21/22シーズンもレギュラーとして活躍し、2022年夏、新しく“赤い悪魔”の将となったテン・ハフの秘蔵っ子として、22歳の若さでユナイテッドの一員となった。
リーグ戦初出場から3試合連続ゴールと期待以上のプレーを見せたアントニーだったが、以降は数字が低迷。その後1得点しか上げることが出来なかった。翌23/24シーズンはさらに苦境に立たされ、出場したリーグ戦29試合のうち14試合が途中出場となった。結局昨季はリーグ戦で1ゴール1アシストと、アタッカーとしては到底満足できない数字が並んでしまった。
スランプに陥っている同選手だが、復活までの道のりは険しいといっていいだろう。彼が主戦場とする右ウイングのポジションには、アレハンドロ・ガルナチョやアマド・ディアロなど活きのいいアタッカーがブレイクの兆しを見せており、アントニーの立場はますます脅かされている。今季も低調なプレーに終始するのであれば、ユナイテッドでも指折りの失敗補強になってしまうだろう。