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フォーカス 2か月前

戦力アップ失敗!? J1全20クラブ、夏の補強評価ランキング11〜20位。最下位に沈んだのは…

シリーズ:編集部フォーカス text by Nobuya Akazawa|J1全部見るマン photo by Getty Images

16位:サガン鳥栖

サガン鳥栖
【写真:Getty Images】

【IN】
• 今津佑太[甲府/新加入]
• 寺山翼[FC東京/期限付き]
• 久保藤次郎[名古屋/期限付き]
• ジャジャ・シルバ[FC東京/期限付き]
• 西矢健人[藤枝/新加入]
• 清武弘嗣[C大阪/期限付き]
• ヴィキンタス・スリヴカ[PASラミア1964(ギリシャ)/新加入]
【OUT】
• 河原創[川崎F/完全移籍]
• 横山歩夢[バーミンガム・シティ(イングランド)/完全移籍]
• 手塚康平[柏/完全移籍]
• 長沼洋一[浦和/完全移籍]
• 菊地泰智[名古屋/完全移籍]
• 河田篤秀[群馬/完全移籍]
• 樺山諒乃介[群馬/期限付き]
• 長澤シヴァタファリ[水戸/期限付き]

 川井健太監督の解任や主力の相次ぐ移籍など、最も苦しい夏を過ごしたチームの1つがサガン鳥栖だろう。菊地泰智、長沼洋一、河原創、横山歩夢の移籍は大きな痛手になる。特に崩しの切り札として地位を築いていた横山の海外移籍が鳥栖の攻撃力低下につながっているように映る。

 その一方で、新戦力も迎え入れている。清武弘嗣の加入は、攻撃のテコ入れとして大きな存在感を放ってくれるだろう。ヴィキンタス・スリヴカは組み立てからフィニッシュに絡む局面で特徴を発揮できる。寺山翼は中盤のつなぎ役として、ジャジャ・シルバはドリブルで打開できる存在として、菊地や横山が抜けた穴を埋める存在になり得る。

 リーグワーストの57失点を喫している守備陣にも手を入れ、今津佑太がヴァンフォーレ甲府から加入。久保藤次郎や西矢健人もすでに新天地デビューを果たしている。主力が抜けたポジションには新戦力が加わったが、不安を残すのは連係面だ。監督交代後もチームとして多くの課題を残しており、新戦力をどう組み込んでいくかも整理する必要がありそうだ。

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