バルセロナ最新ニュース
デコSDは何を語る?
バルセロナのデコ・スポーツディレクターは、今夏の移籍市場での戦略について、クラブメディア『Barça One』に明かした。当初予想されたウイングやアンカーポジションの選手は獲らず、レギュラークラスの補強がライプツィヒから獲得したMFダニ・オルモだけとなったことについて、デコは何を語ったのか。インタビューの内容を、スペインメディア『MUNDODEPORTIVO』が現地時間10日に伝えた。
通常より1270円お得に観るならDMM×DAZNホーダイ[PR]
今夏、アスレティック・ビルバオのFWニコ・ウィリアムズといったウイングを獲得しなかったことについて、デコは、「クラブにはFWラフィーニャ、FWフェラン・トーレス、復帰したFWアンス・ファティ、FWラミン・ヤマル、そしてウイングとしてもプレーできるMFフェルミン・ロペスやオルモがいる。新たな選手を獲得するには、非常に高いレベルでなければならないことは明らかだった。それに、オルモを獲得したことで、選択肢が増えた。他のクラブや選手と獲得交渉をしなかったわけではないが、物事には優先順位があり、最終的にウイングを獲得することはしなかった」と、様々な事情を考慮し、新選手獲得よりもオルモの万能性を生かすことを優先したと明かした。
またアンカーのポジションについては、プレシーズンで台頭していたMFマルク・ベルナルが負傷したことで、補強の必要性が高まっていた。しかしデコは、「もちろん我々はそうしようとも思ったが、市場が閉まる前の3日間で、ハイレベルかつ経済的な制約を満たす選手を探さなければならず、非常に難しかった。そのポジションはMFフレンキー・デヨング、MFガビ、MFマルク・カサド、そしてDFエリック・ガルシアもプレーできるため、最終的には今いる選手達で穴を埋めることにした」と、移籍実現の難しさと既存戦力の充実のために、選手を獲得しなかったのだとした。
さらにハンジ・フリック新監督については、「監督は最初から、トップレベルの選手でないならば、獲得しない方がいいと話していた。そのため我々は反省し、性急な決断はしなかった」と、今夏の補強方針を貫徹する哲学をクラブにもたらしたことを証言。クラブ首脳陣と監督が一体となって作り上げた“フリック・バルサ”は、果たしてどのような結果を残すのだろうか。
【関連記事】コスパ最悪なのは? バルセロナ年俸ランキング1〜10位
久保建英も? 才能の宝庫! 世界で輝くバルセロナ育ち5人
もう見たくない…。バルセロナで嫌われすぎた選手6人
【了】