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【写真:Getty Images】
スキャンダルに揺れる中国
中国代表は現地時間10日、FIFAワールドカップ26アジア最終予選(3次予選)の第2節でサウジアラビア代表と対戦し、1-2の敗戦を喫した。中国メディア『Global Times』は現地時間11日に、2連敗、そして八百長問題で揺れる中国サッカー界が敗戦を機に変化しつつあると報じていた。
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サウジアラビア代表との試合に敗れた前日、中国サッカー協会(CFA)は中国プロサッカーリーグの違法賭博問題に関する会見を実施。スタジアムにおける賭博や八百長などの犯罪に関しての捜査状況を報告し、これに関与した選手61名を懲戒処分、43名が中国国内でのサッカーに関連した活動から永久に追放されたことを発表していた。
中国サッカー界を揺るがすスキャンダルが報じられた後に臨んだサウジアラビア代表との試合だったが、中国代表は先制点を奪い、さらに相手に退場者が出て1人少なくなった状況であったにも関わらず逆転負けを喫して、グループ最下位に沈んでしまっている。
しかし、同メディアは、「最終的に敗れたが、前回の日本との試合と比べて目立った変化はあった。もっとも、この試合は中国チームと他のチームの技術力の客観的な差をさらに露呈させている。そして、これは代表チームにとって、自らを見つめ直し、新たなスタートを切る機会となるだろう」と、直近2試合の敗北をきっかけとして中国が好転するだろうと強調。
そして、「代表チームが恥を認識し、勇気を奮い起こす出発点となるべき夜だ。サッカー改革が深まる中、中国代表はきれいなピッチでスキル、決意、品格を持ってプレーするよう努めるべきであり、国民はその日の到来を心待ちにしている」と、2連敗を喫したものの、今後の改革に向けてすでに中国は動き出していると伝えていた。
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