やるべきことは明確「大事なのはW杯に行くこと」
「やっぱり大事なのはW杯に行くこと。代表チームがしっかりW杯の舞台に立てればいいんです。僕自身、前回(2022年カタールW杯)最終予選は(途中から)選ばれなかったりして、悔しい気持ちもありましたけど、心の底から『W杯に出たい』と思ってチームのことを応援していた。それで前回W杯は試合に出ることができました。その経験を踏まえて、今回もまずそこを達成できればいいと思います」
彼自身は静かにこう話したが、仮に今後の最終予選に出たり出なかったりという宙ぶらりんな状況になったとしても、最終的に2年後の北中米W杯でレギュラーをつかみ、活躍することが最優先。いい意味で割り切って、彼は前進し続けていくに違いない。
そういうポジティブシンキングも大切だが、やはり代表での出番が多ければ多い方がベターではある。バーレーン戦で確固たる爪痕を残せれば、クリスタル・パレスでの評価も上がるだろう。今回の試合で大きく浮上するきっかけをつかめれば理想的だ。
「バーレーン戦では、ボールを奪われてからどれだけ早く切り替えて、ボールを回収できるか、相手のロングボールに対してどれだけコンパクトにできるかが重要になってきます。しっかりインテンシティを出してやっていかないと難しい試合になってしまう。前の選手は特に90分出ることを考えずに、全てを出し切るっていうことが大事かなと思います」
やるべきことを明確に描いている鎌田。バーレーン戦で先発かベンチスタートかはまだ分からないが、シャドウという最激戦区のポジションで輝きを放ち、新たな一歩を踏み出してほしいものである。
(取材・文:元川悦子)
【関連記事】
サッカー日本代表、バーレーン戦のキックオフ時間や放送予定は?
サッカー日本代表、バーレーン代表戦予想スタメン全選手紹介&フォーメーション
英国人が見たサッカー日本代表「今日のような簡単な試合は…」「あり得ないですね」「三笘薫は本当に…」
【了】