サッカー日本代表 最新ニュース
日本時間の10日、2026年北中米ワールドカップ最終予選の第2戦が行われる。大勝を収めた中国代表戦とは違い、今回はアウェイでバーレーン代表と戦うサッカー日本代表にメンバー変更はあるのだろうか。初戦は出番のなかった鎌田大地は、競争が激しい代表の中でもあくまでチームファーストの姿勢を貫いている。(取材・文:元川悦子)
著者プロフィール:元川悦子
1967年、長野県生まれ。94年からサッカー取材に携わり、ワールドカップは94年アメリカ大会から2014年ブラジル大会まで6回連続で現地に赴いた。「足で稼ぐ取材」がモットーで、日本代表は練習からコンスタントに追っている。著書に『U-22』(小学館)、『黄金世代』(スキージャーナル)、「いじらない育て方 親とコーチが語る遠藤保仁」(NHK出版)、『僕らがサッカーボーイズだった頃』シリーズ(カンゼン)などがある。
「今の代表は歴代最強」
”鬼門”と言われた5日の2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選初戦・中国代表戦(埼玉スタジアム2002)を7−0で圧勝し、10日の次戦の地・バーレーンに乗り込んだ日本代表。最終予選序盤2連勝となれば、2014年ブラジルW杯の予選時以来だが、当時はホーム2連戦。今回はホームのあとに・アウェイでの一戦とより過酷な条件下で高いハードルに挑むことになる。
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それでも、予選5回目の長友佑都(FC東京)が「長谷部(誠=コーチ)とも話したけど、今の代表は歴代最強チームだと感じる」と強調。現在のタレント力や国際経験値を持ってすれば、2連勝は十分可能なはず。森保一監督も自信を持ってのぞむに違いない。
基本布陣の3−4−2−1は継続するとして、問題は攻撃陣の構成だ。1トップの上田綺世(フェイエノールト)、右ウイングバック(WB)の伊東純也(スタッド・ランス)、左WBの前田大然(セルティック)らの先発が有力視される中、予想が難しいのは2シャドウ。前回の南野拓実(モナコ)と久保建英(レアル・ソシエダ)のコンビが非常に機能していたため、そのまま行きたいという思いも指揮官の中にはあるだろう。
ただ、前回出番のなかった鎌田大地(クリスタル・パレス)、浅野拓磨(マジョルカ)ら実績ある面々も控えていることに加え、初戦は右WBで先発出場した堂安律(フライブルク)もシャドウの位置でもプレーできる。どの組み合わせが最適解なのかを最後の最後まで熟考するのではないか。