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オーストラリア代表、今大会のアジア最終予選で初勝利を目指すが…
FIFAワールドカップ26アジア最終予選(3次予選)第2節、オーストラリア代表は現地時間10日にインドネシア代表と対戦する。オーストラリア紙『ジ・エイジ』は、異例の会場変更によって大観衆が予想され、それによって場の雰囲気にのまれることを警戒している。
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オーストラリア代表は2006年のドイツワールドカップ以降5大会連続で本戦出場を果たしている。しかし、今回は初戦から出鼻をくじかれた。ボール支配率でバーレーン代表を圧倒するもオウンゴールを献上し、0-1の敗戦を喫している。対するインドネシア代表はFIFAランキングで大きく上回るサウジアラビア代表と1-1で引き分け、勝ち点1を獲得していた。もともとサッカー熱が高いインドネシアだが、より期待が高まったことで、約8万人収容のゲロラ・ブン・カルノ・スタジアムが満員になることが予想されている。当初はインドネシア第2の都市のスラバヤで試合が行われる予定だったが、同紙によると「ローマ教皇の訪問と重なるためスラバヤでの開催が予定されていたが、ファンの要望に応えるため、代表チームの伝統的なホームであるジャカルタに変更された」という。また「南の隣国との対決は、インドネシアのサッカー界にとって、まさに史上最大のイベントになる」との見解も示した。
FIFAランキングで見ると、オーストラリア代表が24位でインドネシア代表が133位だ。だが、楽観的に考えていない同紙は「インドネシアはバーレーンと同様の戦術を展開すると予想される。つまり、後ろに下がって数で守り、オーストラリア代表にフラストレーションを感じさせ、その後、観客のエネルギーとフォワードのスピードを利用してカウンターアタックで前進する」とし、「問題は、それを克服できるかどうかだ。もし、オーストラリア代表がそれを出来ず、日本代表やサウジアラビア代表が勝利した場合、オーストラリアは直接本大会へ進む出場枠から勝ち点5も離される可能性がある」と、危機感を募らせている。スポーツ外交官で、インドネシア研究所のシンクタンクの所長でもあるロビー・ガスパール氏は「彼らは全力で戦うでしょう。オーストラリアを迎えた試合で非常にハイテンポでプレーし、観客は得点を狙って彼らを後押しする。それを15分か20分乗り切って試合を落ち着かせることができればOKだろう」と語った。
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