Jリーグ 最新ニュース

日本人選手だけでなくさまざまな国籍の選手が活躍するJリーグ。キャリアも晩年を迎えたころに日本へやってきて、チームや選手に世界レベルをもたらしてくれる選手もいれば、日本での活躍をステップアップとし、世界へ羽ばたく外国人選手もいる。今回はJリーグを離れた後、世界でもブレイクを果たした外国人選手を紹介する。（成績は『transfermarkt』参照）

アモローゾ（元ブラジル代表）

生年月日：1974年7月5日
J時代所属クラブ：ヴェルディ川崎（現・東京ヴェルディ）
主な海外所属クラブ：ドルトムント、ACミラン
Jリーグ通算成績：出場なし

　セリエAとブンデスリーガの両リーグで得点王に輝いたアモローゾもJリーガーとして日本の地を踏んだ選手だ。

　アモローゾは1992年にブラジルリーグのグアラニから期限付き移籍でヴェルディ川崎へと加入した。しかし、当時のヴェルディ川崎は国内外からタレントを集めており、10代のアモローゾは外国人選手登録枠の関係でトップチームに出場することが出来なかったため、1993年を最後にV川崎を退団し日本を離れてしまった。

　その後はブラジルリーグで得点王を獲得し、1996年にセリエAのウディネーゼへと移籍。フラメンゴで開花した得点力はイタリアでさらに磨かれ、98/99シーズンにはリーグ戦33試合に出場し22ゴール7アシストと圧巻の成績で、セリエA得点王に輝いた。

　翌シーズンからはパルマへと移籍し、01/02シーズンにはドルトムントに加入。そのシーズンにまたもシーズン18得点でブンデス得点王を獲得している。軽快なボールタッチやゴール前での空中戦の強さで欧州有数のストライカーに成長した。

　セレソンでは当時猛威を振るっていたリバウド、ロナウド、ロナウジーニョの「3R」が前線に君臨していたため、1999年に行われたコパ・アメリカ以降はあまり活躍することが出来なかったが、それでもJリーグ在籍経験のある選手の中では傑出した成績を残している。