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フォーカス 2か月前

カネを使いまくったのは? 欧州、夏の移籍金総支出ランキング11〜20位。アーセナルやバイエルン・ミュンヘンなど

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

19位:アタランタ(セリエA/イタリア)

アタランタのマテオ・レテギ
【写真:Getty Images】

総支出額:9690万ユーロ(約155億円)
移籍金最高額:マテオ・レテギ、シャルル・デ・ケテラーレ(2200万ユーロ/約35.2億円)

 2023/24シーズンのイタリア・セリエAで4位になったアタランタは、この夏の移籍市場で選手の獲得に9690万ユーロ(約155億円)を投じた。これはイタリアで2位となる金額だ。

 昨季のUEFAヨーロッパリーグ(EL)で優勝したアタランタは、今季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を手にした。ただ、これによって大幅にチームを強化したというわけではない。今夏の市場で最も高額だったのは、昨季期限付き移籍でACミランから加入していたFWシャルル・デ・ケテラーレが完全移籍オプション行使で加入したのと、シーズン開幕直後に長期離脱となったFWジャンルカ・スカマッカの代役としてジェノアから急きょ補強したFWマテオ・レテギの2人で、ともに2200万ユーロ(約35.2億円)の移籍金だった。また、トリノからイタリア代表のDFラウル・ベッラノーヴァを獲得しており、こちらも2000万ユーロ(約32億円)の高額取引だった。

 そのほかで補強の目玉は、ガラタサライから加入したFWニコロ・ザニオーロ、レバークーゼンから加入したDFオディロン・コスヌ、フロジノーネから加入したMFマルコ・ブレッシャニーニ、ウディネーゼから加入したMFラザル・サマルジッチといったところだが、いずれも期限付き移籍での加入であり、即座に支払う金額は少ない。

 それよりもこの夏の移籍で注目されたのは、放出した選手だ。MFトゥーン・コープマイネルスのユベントス移籍により、アタランタは5470万ユーロ(約87.5億円)の収入を得た。このランキングのトップ20で唯一、放出による収入が支出を上回っているクラブとなっている。アタランタは、昨年夏も7390万ユーロ(約118.2億円)でFWラスムス・ホイルンドのマンチェスター・ユナイテッドに売却しており、1年前も移籍の収支はプラスだった。

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