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欧州5大リーグの夏の移籍市場が閉幕した。今年も多くの選手たちが活躍の場を求めて新天地を目指したが、その中には巨額の移籍金でサッカー界の話題を集めた「ビッグディール」も。今夏の移籍ウィンドーで活発に動き、最も多くの資金を投じたクラブはどこだろうか。今回は夏の移籍市場における各クラブの総支出額をランキング形式で紹介する。※情報は9月3日時点。各クラブの移籍に係る支出額はデータサイト『Transfermarkt』を参照。
20位:フラム(プレミアリーグ/イングランド)
総支出額:9155万ユーロ(約146.4億円)
移籍金最高額:エミール・スミス・ロウ(3180万ユーロ/約50.8億円)
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2023/24シーズンのプレミアリーグを13位で終えたフラムは、今夏の移籍市場で9155万ユーロ(約146.4億円)を支出した。
最も注目を集めたのは、アーセナルから移籍金3180万ユーロ(約50.8億円)で獲得したMFエミール・スミス・ロウだ。アーセナルでは昨シーズン、リーグ戦の先発出場がわずか3回だったが、フラムでは今季すでにリーグ戦3試合で先発出場しており、第2節のレスター・シティ戦ではゴールを決めた。スミス・ロウの加入は、フラムが昨シーズン以上の結果を残そうという強いメッセージと取れるかもしれない。
さらに、クリスタル・パレスからDFヨアキム・アンデルセンを2950万ユーロ(約47.2億円)で、バーンリーからMFサンダー・ベルゲを2355万ユーロ(約37.6億円)で獲得した。
支出額とは関係がないが、フラムのアカデミーで育ったMFライアン・セセニョンがフリーで加入し、アーセナルからは期限付き移籍でFWリース・ネルソンも加入している。
移籍市場最終日にメディカルチェック途中で姿を消したことで破談になったリヨンのFWエルネスト・ヌアマの獲得にも1900万ユーロ(約30.4億円)を投じる予定だったことを考えると、フラムはかなり積極的にチーム強化を行ったと言えるだろう。
MFジョアン・パリーニャやDFトシン・アダラビオヨの放出が痛手であることは確かだとしても、フラムはトップハーフ入りもあり得る戦力をそろえている。