「この年齢になれば…」代表レジェンドからの厚い信頼
「これまでは週に1試合でしたけど、今回の代表ウィークが終われば連戦になってくる。11人だけではサッカーはできないので、連戦のなかで間違いなく自分の出番は回ってくると思っているし、現時点でもコンディション的には別に問題がないし、しっかりと練習をしてこっち(日本代表)にきているので」
代表活動中には、今シリーズから森保ジャパンのコーチに就任した元キャプテンで、アイントラハト・フランクフルトでプレーし、昨シーズン限りで引退した長谷部誠氏からこんな言葉をかけられたという。
「この年齢になればそんなに試合に出ていなくても、試合勘とかは関係ないと自分は思っていたよ」
フランクフルトで指導者の道を歩みながら、国際Aマッチデー期間限定で、北中米ワールドカップも視野に入れながら森保ジャパンに帯同するレジェンドの金言が、遠藤を力強く鼓舞している。
「大事なのは普段の練習からしっかりといい準備をして、チャンスがきたときには結果を残すために最大限のプレーを見せること。その意味で、この最終予選でも自分のパフォーマンスを出せると思っている」
森保ジャパンはすでに敵地リファーに入り、10日(日本時間11日)のバーレーン代表との第2戦へ向けて調整を開始している。グループCの初戦ではバーレーンがオーストラリア代表を破り、インドネシア代表はサウジアラビア代表と引き分けるなど、日本以外は波乱の幕開けとなっている。
来年6月まで続く、いっさいの油断が許されない残り9試合の戦いへ。あわや敗退の危機にも直面した前回の最終予選を誰よりも知っていて、なおかつチームや自身が置かれた苦境にもまったく動じない遠藤が、その頼れる背中から放つ存在感こそが8大会連続8度目のワールドカップ出場を目指す日本の羅針盤となる。
(取材・文:藤江直人)
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