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最高額は誰だ! サッカー日本代表最新メンバー市場価値ランキング1〜10位。堂々のトップに輝いたのは?

シリーズ:市場価値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

8位:板倉滉

板倉滉
【写真:Getty Images】

生年月日:1997年1月27日
所属クラブ:ボルシア・メンヒェングラートバッハ(ドイツ)
市場価値:1200万ユーロ(約19億2000万円)

 8位にランクインした板倉滉(1200万ユーロ/約19億2000万円)は、プレミアリーグのマンチェスター・シティに移籍をした2019年1月時点では、まだA代表経験がなかったものの、先日の中国代表戦を終えてA代表キャップ数は30試合にまで及んでいる。

 イギリスでの労働許可証が取得できない関係で、マンチェスター・シティ加入と同時にフローニンゲンに期限付き移籍をした板倉は、オランダでの2シーズン半でリーグ戦56試合に出場すると、次の活躍の場をドイツに移した。

 30年ぶりの2部降格という不名誉な記録を残してしまったシャルケへの期限付き移籍だったが、この移籍先での活躍によって板倉はドイツ国内でステップアップを果たすことに成功した。リーグ戦31試合の出場に加えて、ディフェンダーながらキャリアハイとなる4得点を決める活躍でシャルケの2部優勝と1年でのブンデスリーガ復帰に大きく貢献し、翌シーズンのボルシア・メンヒェングラートバッハ(ボルシアMG)への完全移籍に繋げて見せた。

 ボルシアMGと言えば、リーグ優勝5回を誇るドイツの古豪だが、2000年代に入ると2度の2部降格を経験するなど低迷期が続いていた。そんなチームが再び上位争いに食い込むきっかけとなったのが、若かりしマルコ・ロイス(500万ユーロ/約8億円)とテア・シュテーゲン(2800万ユーロ/約44億8000万円)の活躍で4位という好成績を収めた2011/12シーズンである。それ以降は定期的に欧州カップ戦にも出場するなど、古豪の復活を漂わせていた。

 板倉が加入する前の2021/22シーズン以降は2桁順位が続いてしまっているが、板倉自身としては2022年のカタールワールドカップ(W杯)での日本代表の躍進も手伝って、加入前は500万ユーロ(約8億円)だった市場価値を1200万ユーロ(約19億2000万円)に上昇させている。ボルシアMGが欧州カップ戦に出場することができれば、板倉のさらなるレベルアップに伴い、日本代表の守備はより一層盤石なものになるかもしれない。

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