サッカー日本代表 最新ニュース
2026年ワールドカップの出場権を賭けたアジアでの戦いが始まった。多くが欧州のクラブで活躍する現在のサッカー日本代表メンバーには、各国のビッグクラブも目を光らせている。そんな歴代最強との呼び声が高い日本代表メンバーの市場価値はいくらだろうか。9月のアジア最終予選を戦う日本代表の選手たちを市場価値ランキングで紹介する。 ※データは9/6時点の『transfermarkt』を参照。金額が並んだ場合はサイトに準拠。(8/29のメンバー発表以降のメンバー変更は考慮しない)
10位:町田浩樹
生年月日:1997年8月25日
所属クラブ:サン=ジロワーズ(ベルギー)
市場価値:1000万ユーロ(約16億円)
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10位にランクインしたのは2023年9月のトルコ代表との親善試合でA代表デビューを飾った町田浩樹(1000万ユーロ/約16億円)。トップ10の中ではA代表デビューが一番遅い選手となっている。
鹿島アントラーズユース出身の町田は、2016年にトップチームへの昇格を果たしている。常勝軍団の鹿島と言えば、獲得した高卒ルーキーが見る見るうちに成長し、20代前半で海外クラブに引き抜かれるという定番とも言えるルートが存在している。過去には内田篤人や大迫勇也(700万ユーロ/約11億2000万円)、柴崎岳(50万ユーロ/約8000万円)などが育てられた鹿島から若くして海外に羽ばたいており、町田も、同じ道筋を辿ることになった。
鹿島アントラーズから1年半の期限付き移籍を経て加入したベルギーのサン=ジロワーズでは、臀部の負傷で長期離脱するなど思うように試合に絡めない時期が続いたものの、昨季は優勝プレーオフも含めたリーグ戦31試合に出場し、レギュラーシーズンを1位で終える結果に貢献した。優勝プレーオフでは惜しくも2位という結果に終わったが、国内カップで優勝を果たし、UEFAヨーロッパリーグ(EL)では遠藤航1300万ユーロ(約20億8000万円)が所属するリバプールに競り勝つなど世界レベルを直に体感した。そんな町田の市場価値は、昨シーズンだけで脅威の5倍増という急上昇を見せ、大台の1000万ユーロ(約16億円)に到達している。
日本代表においても、2026年のワールドカップ(W杯)に向けたアジア2次予選やベスト8で涙を飲んだカタールアジアカップなど緊張感のある試合にも出場し着実に経験値を上げている。センターバックを主戦場としながらも、サイドバックも柔軟にこなす左利きプレイヤーは、今回は怪我で招集されていない伊藤洋輝(3000万ユーロ/約48億円)とともに、日本代表にとって欠かせないピースとなるだろう。