ミッドフィルダー
【写真:Getty Images】
南野拓実(背番号8)
中国代表戦:フル出場
評価:A
モナコで好調を維持する男は日本の地でも躍動した。立ち上がりから積極的かつ豊富なアクションで中国DF陣に休む暇を与えず、良い位置でボールを収めてはゴールに向かっていた。それが52分にチームの3点目という形で結実すると、その6分後には自身2点目。いずれも相手が密集している狭いエリアにするすると侵入し奪った、まさに“巧みな”ものだった。MVPとしたい。
久保建英(背番号20)
中国代表戦:フル出場
評価:A
レアル・ソシエダで孤軍奮闘している至宝もキレキレだった。序盤から押し込む展開となった中、何度も右サイドからチャンスメーク。右ウィングバックに入っていた堂安律とのポジションチェンジもスムーズで無駄がなく、試合から消えることがなかった。なかなかゴールが遠かったが、後半アディショナルタイムに強烈なシュートで待望の1点をゲット。文句なしのパフォーマンスだった。
遠藤航(背番号6)
中国代表戦:71分 OUT
評価:A
アルネ・スロット新監督を迎えたリバプールでは苦労しているが、やはりこのレベルでは敵なしといったところだ。12分にドンピシャヘッドで先制ゴールを奪い、チームに落ち着きと余裕を与えたところからスタート。フィルター役として申し分なく、前半には一度振り切られながらも懸命にリカバリーし、最後は精度の高いスライディングタックルで攻撃の芽を刈った。フル出場回避はバーレーン戦を見据えてのことと考えられ、次節も期待感は大きい。
守田英正(背番号5)
中国代表戦:フル出場
評価:A
森保ジャパンの頭脳であることを改めて証明した。巧みなオフ・ザ・ボールで果敢にボックス内へ飛び込み、自らが主役にならずとも味方にスペースを提供した。また、ボールを素早く縦につけるのか、落ち着かせるかといったメリハリがハッキリしており、中盤からリズムを作り出す上でこの29歳が果たした役割は大きかった。遠藤航と同様、A評価に異論はないだろう。
田中碧(背番号17)
中国代表戦:71分 IN
評価:B
遠藤航に代わり71分から出場。押し込む展開の中、積極的に高い位置をとって、久保建英や伊東純也らと共に攻撃を活性化していた。ただ、出場時間の問題もあり、この日は決定的な場面にはそれほど絡めず。バーレーン戦に期待だ。
鎌田大地(背番号15)
旗手怜央(背番号-)
中国代表戦:出場なし
評価:なし