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高額だったのは? 夏の日本人移籍金ランキング1〜10位。圧巻の約38億でトップに立ったのは?

シリーズ:市場価値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

7位:川村拓夢

サンフレッチェ広島の川村拓夢
【写真:Getty Images】

生年月日:1999年8月28日(25歳)
移籍元クラブ:サンフレッチェ広島
移籍先クラブ:ザルツブルク(オーストリア)
移籍金:150万ユーロ(約2.4億円)

 サンフレッチェ広島からオーストリアのザルツブルクへ移籍した川村拓夢は、150万ユーロ(約2.4億円)の移籍金で、このランキングの7位に入った。

 ジュニアユースから広島で育った川村は、2018年にトップチームに昇格したものの、プロキャリアの初期には多くの出場機会を得られなかった。2019年から愛媛FCへ期限付き移籍して経験を積み、2022シーズンからはミヒャエル・スキッベ監督のもとで成長し、Jリーグ屈指のMFへと飛躍した。特に注目されたのは、2022シーズンのJ1リーグ第28節・清水エスパルス戦で決めた、自陣からの60メートルを超えるロングシュートだろう。この得点は同シーズンの年間最優秀ゴール賞に選出された。

 川村は、今年1月にサッカー日本代表デビューを果たしたが、AFCアジアカップカタールのメンバーには選ばれず、代表定着には至っていない。「海外でさらに成長し、サンフレッチェ広島から改めて選手としてオファーをいただけるような活躍をしたいと思います」と、川村が移籍発表の際に広島の公式サイトでコメントしていたとおり、ヨーロッパでさらなる飛躍を目指すことになった。

 ザルツブルクといえば、マンチェスター・シティのアーリング・ハーランドなど、世界の最高峰で活躍するスター選手を育ててきたクラブだ。南野拓実もヨーロッパで最初に所属したクラブがザルツブルクだった。南野がザルツブルクへ移籍した際にセレッソ大阪に支払われた移籍金は80万ユーロ(約1.2億円)とされている。南野は当時19歳で、川村と単純に比較することはできないとしても、150万ユーロで獲得した川村は、即戦力として期待されているはずだ。

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