人材豊富な2列目。ベストな組み合わせとは
今回の日本がベースの4−2−3−1でスタートするのか、それとも6月シリーズでトライした3−4−2−1で挑むのかは不透明だが、南野が出るとしたらトップ下かシャドウのいずれかだろう。同じポジションには久保建英(レアル・ソシエダ)、鎌田大地(クリスタルパレス)などの選択肢もあって、森保監督もどういう組み合わせがベストかを模索し続けてきたはずだ。
9月10日の第2戦・バーレーン戦(リファー)が最高気温40度・最低気温33度という酷暑で消耗戦になることを視野に入れると、大幅にメンバーの入れ替えを考えなければいけなくなる。となれば、中国代表戦で伊東と三笘薫(ブライトン)を揃ってスタートから送り出すとも言い切れないところがある。
むしろ、伊東・南野・中村のフランストリオの方が連係面でスムーズだろうし、お互いのよさを引き出し合える可能性が高そうだ。そこは南野も自信を持っている点と言っていい。
「純也君のタテの突破の脅威っていうのはすごく心強い。しかも(相手に)ドン引きされたりしたシチュエーションの中では、それはすごく助かる。チームとしても大きな戦力が帰ってきてくれて嬉しいですね。
純也君が出た時はチームとして彼のスピードを生かした攻撃が1つのパターンになる。だから(自分は)ゴール前でどういうタイミングでクロスに入っていくかが大事。いつもそういう話をしています」と本人同士も密な意思疎通を図っていることを打ち明ける。
伊東との相乗効果で南野がより迫力を持ってゴールに突き進んでいければ理想的。彼らが前線の厚みをもたらせるという期待は非常に大きい。