「アジアの大会の難しさはまた変わってくる」
全10試合のうち7試合に先発、1試合に途中出場したものの、ゴールは2022年2月のサウジアラビア戦(埼玉)の1点のみ。その低調ぶりが2022年W杯でのサブ降格につながったのは周知の事実だろう。
けれども、2023年10月シリーズで第2次森保ジャパンに復帰してからは、モナコで主戦場としているトップ下、セカンドトップで使われるようになり、本来の輝きを取り戻した印象だ。
2023年こそノーゴールに終わったものの、2024年はすでに4得点をゲット。代表通算21ゴールというのは現代表の選手の中では最多。レジェンド・中山雅史(アスルクラロ沼津監督)と並ぶ数字であり、23点の高原直泰(沖縄SV代表)、25点の大迫勇也(ヴィッセル神戸)にも迫る勢い。まさに”日本のトップスコアラー”として今回の最終予選に挑むことになる。
「モナコでの勢いをチームに還元したいと個人的には思っている。とはいえ、代表とチームは別で、アジアの大会の難しさはまた変わってくる。自分は”チャレンジャー”として、フレッシュな気持ちで貪欲にゴールかアシストを狙っていければいいかなと思います」と29歳のアタッカーは中国戦前日にリラックスした表情でコメントしていた。