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伊東純也の復帰を喜ぶ菅原由勢
サッカー日本代表は5日、FIFAワールドカップ26アジア最終予選(3次予選)で中国代表と対戦する。伊東純也が今冬のAFCアジアカップ以来となる復帰を果たし、ワールドカップ出場をかけた戦いが始まる。伊東の復帰は誰もが待ち望んでいたものだったが、右サイドで縦関係を築く菅原由勢も同じだった。
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中国代表戦を2日前に控えた3日の練習後、復帰した伊東についての質問が飛ぶと、菅原は「もう僕が言う必要がないくらい分かってるでしょ!」と笑いながら答えた。「もうこれっすよ!」と言いながら抱きしめるジェスチャーを見せ、「もう一緒に寝たいくらいうれしい」という独特な表現で喜びを表現した。
菅原は「日本代表にとって1つの戦術といってもいいほど大きな部分を担ってくれていた選手」と伊東を表現する。縦に並ぶ“相方”を「個の仕掛けのところでチームを引っ張る姿を後ろから見ていて頼もしく感じる。攻撃に目を取られがちですけど、チームへの献身性、チームのためにプレスバックしたり、守備に戻るところもやっていて(凄いと)感じる」と絶賛した。
菅原自身は今夏にサウサンプトンに移籍し、今季から目標の1つだったプレミアリーグの舞台を踏んだ。世界最高峰のリーグに身を置くこともあり、チームからの要求のレベルは格段に上がった。
1年でプレミアリーグ復帰に導いたラッセル・マーティン監督について、菅原は「すごいプランをもって試合に臨む監督なので、そこは頭を整理しながら」やっているという。要求の細かさについては、菅原曰く「しゃべり始めたら1時間くらいかかる」。菅原自身は開幕から3試合すべてに先発しているものの、2節までは途中交代。初めてフル出場した第3節では、試合途中に右ウイングバックから右サイドバックにポジションを変え、試合終盤にはプレミア初ゴールを記録している。
「まだまだ監督が求めているところを消化しきれていない部分もあるので、時間をかけすぎないように解決したいと思う」と話す。チームが開幕3連敗を喫したこともあり、現状に満足している様子はなかったが、「選手の質も違ければ、チームとして戦術化されている部分も違うし、やっぱり一番は個の質の高さが違うのは、この3試合で感じた」とレベルの高さを実感していた。
日本代表は高井幸大と望月ヘンリー海輝を初招集したが、顔ぶれはAFCアジアカップ以降で大きく変わってはいない。ただ、プレミアリーグという新たな環境で刺激を受ける菅原は、日本代表にとっては新たな化学反応を起こす媒介になるかもしれない。
(取材・文:加藤健一)
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