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フォーカス 2週間前

戦力アップ成功!? J1全20クラブ、夏の補強評価ランキング1〜10位。充実したスカッドを作り上げたのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by Nobuya Akazawa|J1全部見るマン photo by Getty Images

4位:FC町田ゼルビア

中山雄太
【写真:Getty Images】

【IN】
• 新井栄聡[大分/新加入]
• 中山雄太[ハダースフィールド(イングランド)/新加入]
• 白崎凌兵[清水/期限付き]
• 相馬勇紀[名古屋/新加入]
• 杉岡大暉[湘南/期限付き]
【OUT】
• 奥山政幸[仙台/期限付き]
• 山口瑠伊[川崎F/期限付き]
• 青木義孝[長崎/期限付き]
• 池田樹雷人[福岡/期限付き]
• 沼田駿也[鹿児島/期限付き]
• 髙橋大悟[大分/期限付き]
• 宇野禅斗[清水/期限付き]
• 稲葉修土[鹿児島/期限付き]
• 平河悠[ブリストル・シティ(イングランド)/期限付き]
• 奥山洋平[山口/期限付き]
• 三鬼海[相模原/期限付き]

 FC町田ゼルビアは、J1初制覇に向けてその本気度をサポーターに示した。日本代表級の選手を多く獲得し、他のチーム、サポーターを驚愕させた。そしてその新戦力たちがチームに馴染んで貢献するのに時間はかからなかった。

 特に中山雄太と白崎凌兵と杉岡大暉の加入によって、ボール保持の局面をちらつかせ始めたのはリーグ制覇に向けて明るい材料だろう。右サイドバックの望月ヘンリー海輝を前に押し出しながら杉岡と昌子源と中山の最終ライン3人、アンカー的に振る舞う白崎によって、望月の高さを生かした対角の逃げ道を用意しながら、下の出口を使えるようになっている。

 個人に目を向けると、やはり中山と杉岡の対人能力はJリーグ屈指のものだ。ハイプレスと迎撃を繰り返しながらショートカウンターに出ることが多い町田にとって、個人で潰し切って守備を完結できる2人の加入は戦力アップでしかない。平河悠の海外移籍によって攻撃面では縦の推進力を失ったが、名古屋グランパスから相馬勇紀を迎え入れた。縦への推進力は当然のように相馬もJリーグではトップレベルにあり、そこから繰り出されるクロスやカットインのクオリティも高い。もともと多くの戦力を抱え、その選手層はJリーグでもトップクラスだったが、そこからさらにその質を上げて、J1制覇に挑戦している。

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