7位:鹿島アントラーズ
【IN】
• ターレス・ブレーネル[FCルフ・リヴィウ(ウクライナ)/期限付き]
• 田川亨介[ハート・オブ・ミドロシアン(スコットランド)/新加入]
• 三竿健斗[OHルーヴェン(ベルギー)/新加入]
【OUT】
• 土居聖真[山形]
• 松村優太[東京V/期限付き]
• 佐野海舟[マインツ(ドイツ)]
• 垣田裕暉[柏]
久方ぶりのリーグ制覇のために、ここまで突っ走ってきた鹿島アントラーズを支えていた佐野海舟の移籍は、チームに大打撃を与えると思われた。しかし三竿健斗の復帰により、それは解消された印象を受ける。ボール保持の局面より、トランジションや守備の局面でより特徴の出せる三竿の加入は、現在の鹿島の戦い方にフィットする。センターハーフ(CH)のカバーエリアが広く、決して少なくないタスクを涼しげな顔でこなす三竿健斗の復帰は大きな意味をもたらすだろう。精神的な支柱にもなれるので、まさに今が踏ん張りどころの鹿島にピッタリの補強だ。
チャヴリッチの長期離脱によって切り札がいなくなってしまったところに、田川亨介を迎え入れた。彼の実績も申し分ないので、すぐにフィットはするだろう。しかし、まだ周囲との連係面と鹿島が求めるサイドハーフ(SH)のタスクを理解し切れてない分、ぎこちなさが残っているのは否めない。
田川はセンターフォワード(CF)でもプレーできる分、鈴木優磨の負担も減らせそうだ。スタメン組の疲労感が否めない鹿島にとって、鈴木をいかに休ませるかは大切になってくる。鹿島が終盤戦を駆け抜けて優勝するために、田川のフィットは不可欠なものになるだろう。