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フォーカス 3か月前

戦力アップ成功!? J1全20クラブ、夏の補強評価ランキング1〜10位。充実したスカッドを作り上げたのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by Nobuya Akazawa|J1全部見るマン photo by Getty Images

8位:ジュビロ磐田

ハッサン・ヒル
【写真:Getty Images】

【IN】
• 渡邉りょう[C大阪/期限付き]
• ジョルディ・クルークス[C大阪/新加入]
• 中島佳太郎[栃木/復帰]
• ハッサン・ヒル[イフド・ブネイ・サフニン(イスラエル)/新加入]
【OUT】
• 大森晃太郎[讃岐/期限付き]
• 鹿沼直生[徳島]
• 小川大貴[千葉/期限付き]
• 石田雅俊[大田ハナシチズン(韓国)]
• 藤原健介[北九州/期限付き]

 センターハーフ(CH)の鹿沼直生と藤原健介を失ったことは手痛いが、ジュビロ磐田は残留に向けて戦力にテコ入れを行った。セレッソ大阪から渡邊りょうとジョルディ・クルークス、海外からハッサン・ヒルを獲得している。

 特にセンターバック(CB)を務めるヒルの対人とカバーエリアの広さは、失点が重なっている磐田にとって大きな武器だ。潰し切れる強さも兼ね備えているので、セカンドプレスラインを飛ばしてくる縦パスに対応できる。サイドバック(SB)を高い位置に押し出す磐田は、SBが空けたスペースのカバーをCBが行う回数が非常に多い。ここのカバーを行えるだけのスピードとアジリティも兼ね備えている。

 また渡邊とクルークスも特徴的な選手で、攻撃のバリエーションを増やす補強として理にかなっているのではないだろうか。特にSBの攻撃参加の多い磐田において、クルークスのキープ力は攻撃に厚みを加えられる。さらにそこから放たれる高精度のクロスはジャーメイン良やマテウス・ペイショットの決定力を生かすものとなるだろう。彼らの能力を生かすためのチームとしての精度設計を今一度見直して、安定して試合を進めることができると、自然と残留は見えてくるのではないだろうか。

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