1位:サンフレッチェ広島
【IN】
• 川辺駿[スタンダール・リエージュ(ベルギー)/新加入]
• トルガイ・アルスラン[メルボルン・シティ(オーストラリア)/新加入]
【OUT】
• 土肥航大[今治/期限付き]
• 大橋祐紀[ブラックバーン・ローヴァーズFC(イングランド)]
• 仙波大志[群馬/期限付き]
• 川村拓夢[ザルツブルク (オーストリア)]
• 野津田岳人[パトゥム・ユナイテッドFC(タイ)]
大橋祐紀と川村拓夢、野津田岳人という主力3人が移籍して補強が急務となったサンフレッチェ広島だったが、川辺駿とトルガイ・アルスランを迎えたことによって、新たな戦い方を手にすることができた。
ハイプレスとゲーゲンプレスで相手を圧倒することで勝利を積み重ねてきたが、その中でも課題はあった。ペースをコントロールできる選手がいなかったがゆえに、速さに頼り切って苦しむ試合も多々あった。その中でチームを助けていたのが大橋と川村だ。彼らの強さは広島の勝利に繋がっていた。
だからこそ、サポーターは彼らの退団に不安を抱えていたかもしれない。しかし川辺とアルスランはチームに落ち着きをもたらした。トランジションに頼らずとも、試合を支配できるようになったのは確実に川辺のおかげだ。試合のテンポを管理しながら左右に振るパスなど、前進の局面で落ち着きをもたらしている。
そしてアルスランはファイナルサードでのクオリティを上げた。崩しのアイディアやフィニッシュワークは一級品。リンクプレーにも関わっていくことで、丁寧な前進を促すことができている。夏の補強でチームとしてまた1つ上のレベルに到達した広島は、過密日程と上手に付き合うことができれば、優勝も十分に狙えるだろう。
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