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カネを使いまくったのは? 欧州、夏の移籍金総支出ランキング1〜10位。最もバブリーだったクラブとは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

4位:アトレティコ・マドリード(ラ・リーガ/スペイン)

フリアン・アルバレス
【写真:Getty Images】

総支出額:1億8500万ユーロ(約296億円)
移籍金最高額:フリアン・アルバレス(7500万ユーロ/約120億円)

 4位はアトレティコ・マドリードだ。同クラブは今夏大型補強を行うために1億8500万ユーロ(約296億円)を投じている。

 1番の目玉補強はやはり、FWフリアン・アルバレスだろう。同選手は、マンチェスター・シティではFWアーリング・ハーランドの存在によって十分な出場機会を得ることができなかったため、同郷のディエゴ・シメオネ監督の下でプレーする決断をした。ここまでリーグ戦4試合で未だゴールが無いが、いずれは7500万ユーロ(約120億円)の移籍金を安いと思わせるような活躍を見せてくれるだろう。

 さらにサプライズ補強もあった。イングランド代表MFコナー・ギャラガーが、チェルシーとの契約延長交渉で満足な契約が提示されなかったことで移籍を決意し、4200万ユーロ(約67億2000万円)と格安な移籍金で加入したのだ。チェルシーの下部組織で育った同選手の移籍は、多くのサッカーファンの間で話題となった。

 シメオネが掲げるサッカーと、中盤でハードワークをいとわないギャラガーの相性が最高なのは想像に難くないだろう。ギャラガー獲得によってアトレティコの財政はひっ迫したが、この問題はチェルシーにFWジョアン・フェリックスを5200万ユーロ(約83億2000万円)で放出することで解決したとみられる。

 そのほかにも昨季ラ・リーガ得点王に輝いたFWアレクサンダー・セルロートや、ユーロ2024(EURO2024)で6試合に出場しスペイン代表の優勝に貢献したDFロビン・ル・ノルマンを獲得。前線から最終ラインまでハイレベルな選手を揃えることに成功した。アトレティコ・マドリードにとって、今夏はまさしくビッグサマーだ。

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