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カネを使いまくったのは? 欧州、夏の移籍金総支出ランキング1〜10位。最もバブリーだったクラブとは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

9位:トッテナム(プレミアリーグ/イングランド)

ドミニク・ソランケ
【写真:Getty Images】

総支出額:1億4885万ユーロ(約238億1600万円)
移籍金最高額:ドミニク・ソランケ(6400万ユーロ/約102億4000万円)

 9位にはトッテナムがランクインした。その総支出額は1億4885万ユーロ(約238億1600万円)である。

 大エースであったハリー・ケイン退団後、トッテナムは純粋なストライカーを欲していた。そのため、クラブは今夏の移籍市場で6400万ユーロ(約102億4000万円)もの大金を支払ってボーンマスからFWドミニク・ソランケを獲得している。昨季リーグ戦で19ゴールを奪ったソランケは、待望の点取り屋として今後のチームのパフォーマンスを左右する重要な存在となるだろう。

 また、トッテナムは中長期的な補強戦略として若手有望株を多数獲得している。今夏にクラブが獲得した選手は合計5人。そのうち、ソランケを除く4人が10代の若手選手である。

 なかでも注目は、リーズから加入したMFアーチ―・グレイとスウェーデン1部ユールゴーデンからステップアップしたMFルーカス・べリヴァルだ。前者は本職の中盤だけではなく最終ラインでも起用可能というポリバレント性が魅力的で、後者はジャパンツアーを含めたプレシーズンマッチで印象的な活躍を残しており、どちらも今後の成長が楽しみな逸材である。

 就任2年目を迎えるアンジェ・ポステコグルー監督は既存戦力の中にどのように新戦力を組み込んでいくのだろうか。トッテナムはランキングトップ10入りした他クラブと比べて若い選手の補強が多く、新戦力がチームにどのような影響を与えるのか、そしてチームがどんなシーズンを送るのか、良い意味で未知数である。

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