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フォーカス 3か月前

遠藤航もピンチ!? かつて“新監督”の元で冷遇された欧州日本人6人。監督交代により運命を変えられた男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF:本田圭佑(ほんだ・けいすけ)

ミランMF本田圭佑
【写真:Getty Images】

当時の監督:ヴィンチェンツォ・モンテッラ(ミラン)
共闘期間:2016年6月~2017年7月
リーグ戦成績:8試合1得点0アシスト

 ミランでレジェンドのクラレンス・セードルフらが背負った背番号10を着用した本田圭佑は、賛否はありながらも在籍していた期間の大半を主力としてプレーしていた。ところが2016年6月にヴィンチェンツォ・モンテッラが新監督になると、露骨に出場機会を減らす。

 当時のミランは黄金期からの世代交代の最中で、モンテッラ政権では大幅な若返りを図っていた。本田のポジションにもスソやエムバイ・ニアン、ジェラール・デウロフェウら当時20代前半から中盤までの選手が起用されはじめ、30歳で契約最終年を迎えていた日本代表MFの出場機会は自然と減っていた。

 2016/17シーズンに本田がリーグ戦で先発出場したのはたったの2試合。そのうちの1試合はすでに退団が決定していた最終節の記念的なものだったものを踏まえると、構想外に近い扱いを受けていた。あからさまに出場機会を減らした本田はシーズン終了後にミランを退団。メキシコのパチューカへと移籍し、新たな挑戦に挑んだのだった。

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