「彼らがどうプレーしたいのかが伝わってきた」
「彼らはカウンターアタックを待っているように感じた。ボールを失うと、いつも山見(大登)が僕のスペースの隣にいて、木村(勇大)も僕の後ろにいて、彼らが何を狙っていて、彼らがどうプレーしたいのかが伝わってきた」
三竿は、鹿島も全体が間延びしていくにつれてチャンスを作れたことを認めつつも、自分たちは予想を上回るプレーを見せていく必要性を感じている。
「今ではどのチームも我々のプレーを知っていると思うので、後ろに下がって構えている。だから攻撃が遅くなる。今、我々はその状況に苦しんでいるし、これはなんとかしなければならない」
まだ今シーズンは10試合が残されているが、少なくともあと数週間は暑さが和らぐことはなさそうだ。鹿島が2016年以来初のリーグタイトルを獲得するには、ミスを許す余地がますます少なくなっていることを三竿は理解している。
「我々はすべての試合に勝たなければならない。我々にとって最も重要なのは最後の10試合か5試合だと思うので、どうすれば勝てるのかを見つけなければならない。一度リズムをつかめば、チームワークが良くなるし、勢いに乗ってこの状況を乗り越えられると思います」
近年のタイトル争いをしているチームは、ただライバルと対戦するだけではなくなっている。11月に栄光を勝ち取るために戦い続けるには、灼熱の気温という新たな敵とも戦わなければならない。
(取材・文:ショーン・キャロル)
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