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遠藤航、昨季はリバプールで活躍していたが…
リバプールに所属する31歳の日本代表MF遠藤航は今夏移籍が噂されたが、マルセイユから届いたオファーをリバプールが拒否したことで残留している。その一方で守備的MFの補強は進んでおらず、このままでは不十分との見解をフィル・バーター氏が示した。英メディア『ワンフットボール』が報じている。
遠藤は昨夏、シュトゥットガルトから移籍金1600万ポンドでリバプールに加入。加入当初は過小評価されていたものの、リバプール前監督のユルゲン・クロップ氏が粘り強く起用し続けたことで、徐々に遠藤に対する評価が高まった。フラム戦では途中出場からゴールを決め、マンチェスター・シティ戦ではマンオブザマッチ(MOM)に選出されている。しかし、昨季終了後にクロップ氏が退任すると、後任としてアルネ・スロット氏が監督に就任。レアル・ソシエダに所属するスペイン代表MFマルティン・スビメンディの獲得に動いたが、同選手が残留を選択したことで補強は失敗に終わっている。それでも遠藤は開幕戦で起用されず、プレミアリーグ第2節のブレントフォード戦では1分間のプレーにとどまった。
ここまでオランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフが先発起用されているが、バーター氏は「もし、移籍市場が閉まる前に遠藤のアップグレードを確保できなければ、我々のスカウトチームは不十分だと判断されるだろう」と語り、移籍期限までに守備的MFを獲得する可能性を示唆している。この発言を受けて、同メディアは「リバプールの守備的MFとしての遠藤の役割は精査されているが、バーターはこのポジションの補強が不十分で、リバプールが守備面で脆弱になりかねないと強調している。スカウトチームは、リバプールの中盤を固め、こうした懸念に対処できる適切なアップグレードを見つける必要に迫られている」と報じている。
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