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望月ヘンリー海輝と高井幸大が初招集

　日本サッカー協会（JFA）は29日、来月行われるFIFAワールドカップ26アジア最終予選（3次予選）に臨むサッカー日本代表のメンバーを発表した。今回初招集となったFC町田ゼルビアのDF望月ヘンリー海輝と川崎フロンターレのDF高井幸大について、森保一監督が言及した。

　森保監督は、初選出の2人について「所属チームで存在感があるプレーをしている」と述べ、招集理由についてコメントした。パリ五輪（パリオリンピック）2024で印象的なプレーを見せた19歳の高井については、「パリオリンピックに出て、国際試合でもポテンシャルとクオリティーのあるプレーを見せた。まだ、完成された選手ではないが、これから日本代表の活動を通して、より経験を積んで貰い、日本代表の戦力として成長して欲しい」と、これからの期待を込めての招集であることを明かした。

　また、Jリーグで首位を走る町田ゼルビアの右SBを務める望月については、「シーズンの当初は、レギュラーとして使われていなかったが、ここのところ監督の信頼を得てレギュラーとして存在感を発揮している」と話し、「フィジカル能力が高く、サイズも魅力だ。SBとして上下動もできる。守備は改善が必要だが、落ち着いてビルドアップもできている。時には、高さを活かして攻撃の起点にもなれる。そして、果敢にボールを奪いに行く姿勢も、コーチ陣と評価した」と説明し、ポテンシャルを高く評価した上での招集であると語った。

　最後に日本代表監督は、「チームの活動を通じて、どれぐらいできるか、まだまだ見ていかないといけないが、チームでやってきていること、経験したことを出して自信を持って思いっきりチャレンジして欲しい。完成している選手として招集していない。この先の伸びしろを見せて貰えるように活動を通じて、自分の力を発揮してほしい」と2人を招集した理由を詳述している。