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長谷部誠コーチの「サプライズ」就任は森保一監督の要望だった「世界一を目指して戦う中で…」「経験が最大の貢献」

text by 編集部 photo by Getty Images

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長谷部誠

【写真:Getty Images】

長谷部コーチの実現は森保監督が要望?

 日本サッカー協会(JFA)は29日、来月行われるFIFAワールドカップ(W杯)26アジア最終予選(3次予選)に臨むサッカー日本代表の最新メンバーを発表した。会見では、昨季引退し、現在はフランクフルトのU-21でアシスタントコーチを務める長谷部誠氏がサプライズで日本代表のコーチに就任することが発表された。

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 長谷部コーチが実現した経緯について、「就任に関しては、私から協会の方々に要望した」と前置きした上で、「もちろんコーチやスタッフとも話した。アジアでより確実に、そして世界一を目指して戦っていく中で現状のスタッフでも前進していると考えている。ただ、長谷部コーチが持っている彼のヨーロッパでの経験は間違いなく前進していく上で刺激になる。よりチームに必要だと思い、スタッフとも話し合い決めた」と、森保監督の要望で実現したことを明かしていた。

 そして、「具体的には、我々コーチングスタッフには海外の選手経験のある名波浩コーチもいるが、多くの代表選手たちが活動しているヨーロッパに関しては、選手から情報をもらって、我々も現地に伺いながら情報をもらい世界の情報をインプットしている。世界の価値観、日本の価値観をミックスして日本らしく日本代表として最大限力を発揮するためにインプットを進めてアウトプットをしている。そこに長谷部コーチの経験が最大限貢献してくれると思った」と、世界で活躍した経験を代表チームに還元してくれることを期待していると言葉を続けていた。

 もっとも、長谷部氏はまだフランクフルトのU-21でアシスタントコーチを始めたばかりだ。その点については、「コーチとしては始まったばかり。足りないところはあるかもしれない。ただ、指導者として学ぶ前に選手側からどう感じるか、選手として選手にどう働きかけるかという大きな武器を持っているということで一緒に仕事をすることになった」と、昨季引退したばかりで選手の感覚にもっとも近い長谷部コーチだからこそできることがあることを強調している。

なお、長谷部コーチの任期に関しては、最終予選はもちろんのこと26年のワールドカップも視野に入れていると山本昌邦ナショナルチームダイレクター(ND)が今後の展望を明かしていた。

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【了】

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